更新が追い付いていない。これは先々週日曜のランチの様子。
まずは生ビール
気温・湿度とも徐々に下がって来て、感染者数が増えつつある昨今、やはりこの日も地元からは出ないように用心しようと申し合わせた。例により生鮮品の買い出しで駅前まで。


買物前にこちらに来たら感染症対策が更に強固に実施されていた。写真の右下にある体温測定の装置は横浜駅界隈や関内あたりの大きな店舗では既に多く稼働しているが、こういった街の小さな店に装備されていることはめったになくちょっと驚いた。
この機械から顔をかざすようにと音声で促され、覗き込むと自分の顔が画面に映し出され額あたりに体温がリアルタイム表示される。続いてその下に手をかざすようにとの案内で、その通りにすると装置の中から勢いよくプシューっという音とともにアルコールが噴霧される。

なるほど、体温計測と同時にアルコール消毒を行う機械だったのだ。店に入ったら盛況で空いていた入り口脇のテーブル席に通される。厨房を眺めると先ほどの店頭の装置はUSB接続されたカメラ・デバイスとしてPCと繋がっていて、覗き込んだ客の顔と体温とがリアルタイムで監視できるようなのだ。なるほど、これなら発熱を疑われる客に対しては入口でブロックできるわけだ。
このごろはテイクアウトが盛況で、発熱が疑われる客に対しては店内レジでなく店外での精算、引き渡しが出来て、確かにリスク低減には役立つ仕掛けだ。
スペシャルランチ ほうれん草キーマ+ダル 辛さ=中辛
一枚目の写真は二人が頼んだランチセットの全貌。二枚目以降が家内のオーダー。




家内の定番であるザグ、つまりほうれん草の緑色のカリー、そしてダル。要するに乾燥ダール豆を水でゆっくり戻した柔らかい豆を煮込んだ南インド風のカリーだ。ザグの方は挽肉とともに煮込まれているので旨味成分と青臭さとが共存した独特の風味。一方、ダルは乾燥穀物の匂いというか、何とも言えない懐かしさというか、とにかく鄙びた風味でこれまた美味しい。
スペシャルランチ マトン+バターチキン 辛さ=激辛(+8)
私はいつものマトンを外さず、そしてもう一つはバターチキンをチョイス。





セットに付いているのはタンドール窯で焼いたインドの定番料理、そしてサラダ。ビンダルゥ・ペーストをしっかり塗り付けてから串を打ってじっくり焼いたシシカバブとタンドリーチキンだが、従前と変わらぬ信頼の仕上がりと味で絶品。ビールが進み過ぎていけない。もうこれで終わっても良いのでは、と思わされる満足度だ。写真にはないがビールはお代わりした。





マトンはいつも通りの重厚な味わいで、スパイス調合は北インド流。クミンとコリアンダーのベースにグリーンカルダモンが多量に入って香りが極めて良好。そして塩味は多少強めでこれがマトンないしラムにはベストマッチな調味なのだ。今回はバターチキンも頼んだ。南インド風でトマトが強くてチキンの風味よりかは甘く濃厚なバターが勝った味わい。これもまた秀逸。
〆のドリンク


家内はホットコーヒー、私はアイスコーヒーをいただいて〆た。20年ぶりくらいにアイスコーヒーにシロップとミルクを入れた。辛さ8倍は流石に辛かったのだ。もちろん辛さには満足したので次回もこれくらいのレベルで行きたいと思う。
お店データ

Dwarika's ドワリカズ
横浜市港北区菊名1-7-11電話:045-434-2266
営業:11:00~15:00、17:00~23:00
定休:無休(火曜日ランチのみ休み)
最寄:東横線 妙蓮寺 2分
今日の一曲

引き続きスカンディナヴィアの響きから。三枚目は、ほぼ100%がピアノの小品を集めたもの。ニールセン・6つのユーモレスク・バガテルOp.11は、例によって揺れる心情を訥々と描写した彼独特のアンニュイの世界が拡がる。アンスネスの精緻でダイナミックな弾き込みは素晴らしい。2つの幻想的小品Op.2はオーボエがピアノを背景に軽やかに歌う楽しい曲で、ここではニールセンの影の部分は余り感じられない。
(MusicArena 2009/6/1)
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