2007年 02月 06日
Shostakovich: Sym#9,10@Barshai WDR |

9番は第二次大戦が終結した直後の作品。ソ連は多くの犠牲を払ったものの勝利した。そんな時代背景と、当局からの圧力の気配が察せられる作品。
その後、スターリンとソ連の体制派賛美の曲ばかり書いていて、ずっと交響曲を書いていなかったが、8年後にスターリンが死に、それを契機に?久々に書いたのが10番。
交響曲第9番変ホ長調 作品70
交響曲第10番ホ短調 作品93
第9番は、脳天気でおちゃらけの1楽章が印象的な、全5楽章からなる作品。静かで陰鬱にゆっくり進む2楽章、エネルギー漲る、ちょっとワイルドな3楽章、4楽章は一転して色んな人の著名曲がコラージュになっている曲でちょっと現代曲風、5楽章はスラブ舞曲を彷彿とさせる民族的な雰囲気(といってもロシアには行ったことはない・・)でフィナーレまで突き進むアチェレランドが気持ちいい。戦勝にあたりスターリンを賛美する曲を頼む、とソ連共産党から圧力を受けて書かれた曲とされているが、なんとなく分かる。特に1楽章のおちゃらけはそれに対する揶揄ではないか?
第10番は今更ながら私が解説するのは烏滸がましい名曲。特に2楽章は短いながらオーディオ的快感の極致。長さ的にもオフ会、試聴その他に打って付け。他の楽章は美しい旋律というよりはリフレインの構築美と明暗の出し入れを楽しむ曲だ。即ちミニマル系?
カラヤンがこの10番のみを愛していたのは有名な話しで、生涯10番しか録音しなかった。しかもBPOとライブ収録を含めて3回、シュターツカペレ・ドレスデンと1回、計4回も録音している。
この曲には秘密があると吉松隆が言っていて、実に面白い考察だ。
興味ある人は彼のホームページを参照。
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by primex64
| 2007-02-06 15:29
| Symphony
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