金曜のディナーの様子から。
まずは生ビール
この日はSNSを通じて仲良くさせていただいているお二人と久し振りに会食。夜にスマイルに来るのは開店当初以来。スマイルで夜のお食事を、というのはお二人の強いご希望で、コロナ禍を経てようやく実現した格好だ。夜のメニューは色々あるが、一番の推しは肉のグリルだ。


アンティパスト
但し、注文を受けてから塊肉を切り分けて焼くため相当な時間を要する。ということで素早く出るアンティパストをオーダー。


一番手前が、鰤のカルパッチョ。新鮮で大きな魚が仕入れられたということで厚く大胆に切り分けてオリーブ油とスパイス数種で作ったソースで和えたもの。その右隣がランチでもたまに出るハモンセラーノのプロシュート、そして奥がゴルゴンゾーラを使った自家製のパティとなる。どれも手堅い出来栄えで生ビールがくいくい入って行くのだ。




いただいたワインたち
生ビールが尽きたらやはりワイン。各国のワインを豊富に取り揃えているのもスマイルの強点だ。


お二人のうち、M氏はきってのワイン通で、ドリンクのリストからいくつか選んでくれた。なお一部のワインについてはラベル撮影を失念。順不同だが写真の順に、カリフォルニア産、ランチ32(カベルネ・ソービニオン)、スペイン産、ボデガ・イヌリエータ・スール(ガルナッチャ、シラー)となる。特に後者はスパイシーさが特徴となるフルボディー系で肉に合う。


アヒージョ
肉が出るまでまだ暫しかかるとのことで、家内がこれらをオーダー。





小エビとブロッコリーのアヒージョ、そしてスルメイカと青のりのアヒージョで、量的には多くはないが、小型のスキレットでオリーブ油にじっくり馴染ませて調理してあり、素材の旨味成分、風味が存分に溶け出している。海老とブロッコリーの相性、そして烏賊と青海苔は店主拘りの和食材のコンビネーションであり、これがたまらなく美味しいのだ。ワインが進みすぎる。
肉のグリル
店内はほぼ満席となり厨房は超多忙を極めている。そんななか、ようやく焼き上がった肉が順番に出てきた。一皿目は家内のオーダーでオージービーフの牛タン。





二皿目の手前がニュージーランド産のラムもも肉、奥が奈良県産鹿肉の内もも。どれも塩味は薄めで本来の肉の旨味だけで勝負するという趣旨のようだ。焼け具合は中庸で繊維が半分くらい残り、しっかり噛み締める必要がある。だが、噛めば噛むほどに各部位の肉の旨味がじんわり浸み出て超美味なのだ。赤ワインが尽き、デュワーズ・ハイボールにスイッチ。


大満足のディナーであった。お二人とはまたの再会を期し駅前で別れた。
お店データ

Smile on the Table
横浜市港北区菊名1-7-7 フィル・パーク妙蓮寺1F
電話:045-717-7313
営業:11:30~14:00、17:00~22:00
定休:月曜、他不定休
最寄:東急東横線 妙蓮寺1分
クラシック版:今日は何の日?
11月18日は、アンドリス・ネルソンスの誕生日。

アンドリス・ネルソンス(Andris Nelsons, 1978年11月18日 - )は、ラトビア・リガ出身の指揮者。音楽家の両親のもと、幼少期よりピアノ、トランペット、声楽を学び、数多くの賞を受賞。アレクサンドル・ティトフ、ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラ、マリス・ヤンソンスより指揮を学ぶ。2003年よりラトビア国立歌劇場、2006年には北西ドイツ・フィルの首席指揮者に就任。2008年よりバーミンガム市響、2014年よりボストン響の音楽監督となる。また、ロイヤル・コンセルトヘボウ管をはじめ、ウィーン響、ロンドン響、ベルリン・フィルなど数多く客演。オペラでは「スペードの女王」「ラ・ボエーム」「トゥーランドット」などを指揮し、ラトビアの大物若手指揮者として名を馳せている。
(CDジャーナルより)(再掲)
※MusicArenaでは膨大な数の録音を取り上げているため、ほんの一部だけ紹介