更新が遅れている。これは月曜、成人の日のランチの様子から。
まずは生ビール
この日は珍しく関内~山下公園方面まで出掛けた。
肴三品
というのは、ご近所から落語のチケットをいただいていてそれを聴きに行ったという次第。
神奈川新聞社主催の新春花形落語会で、噺家は桃月庵白酒、柳家三三、三遊亭萬橘、桂宮治という面々。会場は日本大通りの神奈川県民ホール。私らと似た年恰好の人たちが殆どで、感染の拡がりを嫌ってか辞退者も多く、2500人収容のホールはかなり空疎だった。因みに、笑点を降板した林家三平の後任、桂宮治が出るというので急遽詰めかけたファンも多数いたようだった。
13時開始で終わりは15時過ぎということで、最初からランチは遅めを想定。裏のホフブロウに15年ぶりくらいに入ろうと思ったが店前には行列が。諦めて中華街まで。感染状況が悪化しているにも関わらずもの凄い人出で、特に遠方からの客が多いようであった。著名店は避け地味で空いていそうな店を回る。関帝廟通りの台湾料理の秀味園は予測通り待たずにすっと入れた。
ビールのアテには炒豆苗(トウミョウ炒め)、蘿卜蛋甫(台湾風切り干し大根と卵焼)、餃子をオーダー。新鮮な豆苗は量が意外に多くてパリパリ食べても減らない。切り干し大根の卵焼きはふんわり優しく膨らんでいて中の大根がポリポリ良い食感。餃子は完全に日本仕様で一般的な町中華でも馴染のある安心の味。熱々の焼きたてで肉汁がドバっと吹き出した。
台湾汁米粉(台湾風汁ビーフン)
こちらは家内のオーダーで、日本語名称は台湾風汁ビーフン。
たまに疲れた時などに食べたくなる味なんだそうだ。他の店の湯麵スープに似ているが、薄味の鶏清湯で化調は殆ど感じられない自然な風味。干し海老の出汁が入っているようで多元的な旨味が秀逸だ。具材にはもやし、韮、人参、椎茸などの野菜、そして事前に甘辛く味付けされた挽肉餡がどっさり入っており、これらが硬茹での極細ビーフンに絡んで非常に美味しいのだ。
魯肉飯
こちらは私の鉄板のオーダー。ここではこれ以外を頼むことは稀だ。
中華街では一般的になっている魯肉飯(ルーローファン)は秀味園がルーツだ。台湾では豚挽肉のそぼろ餡と、精々が煮卵くらいで、高菜や豚の角煮は乗らない。豚ロースを長時間かけてじっくりと煮付け、角切りにしてごろごろと載せ、挽肉そぼろ餡、高菜、煮卵を添え付けるこの珠玉の一杯はもうやめられない。無心に頬張ると天にも昇る心地。人間が心底駄目になるのだ。
お店データ
秀味園
横浜市中区山下町134 電話:045-681-8017
営業:10:30~22:00
ランチ営業:10:30~15:00
定休:不定休
最寄:MM21線 元町・中華街3分、JR石川町8分
クラシック版:今日は何の日?
1月10日は、ミシャ・マイスキーの誕生日。
※MusicArenaでは膨大な数の録音を取り上げているため、ほんの一部だけ紹介