CAFÉ/BAR BSM@伊勢佐木町 |
二度目の乾杯

酒肴三種




お店データ

横浜市中区伊勢佐木町1-3-1 第一イセビル2F
電話:050-5592-5393
営業:11:30~23:00
(LO:料理は22:00、ドリンクは22:30)
定休:元旦
最寄:JR、市営BL関内 2分

♪ よい音楽を聴きましょう ♫
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2017年 10月 31日
天ぷらで満足はしたものの、時刻は21時とまだ早い。もうちょっとだけ飲もうか、ということで登良屋から徒歩30秒のこちらへ。
二度目の乾杯 ![]() 酒肴三種 ![]() ![]() ![]() ![]() お店データ ![]() 横浜市中区伊勢佐木町1-3-1 第一イセビル2F 電話:050-5592-5393 営業:11:30~23:00 (LO:料理は22:00、ドリンクは22:30) 定休:元旦 最寄:JR、市営BL関内 2分 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫ ■
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by primex64
| 2017-10-31 20:31
| My dishes -Cafe/Bar
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2017年 10月 30日
土曜の夜は、少し遅めの長女の誕生会。今年のリクエストは天ぷら、ということで横浜のこの老舗の座敷を予約した。
乾杯、この日のメニュー ![]() ![]() 刺身の盛り合わせ 鰤、勘八、やり烏賊の三種盛りが到着。 ![]() ![]() ![]() お新香、里芋 香り高いお新香は白菜、胡瓜、蕪の糠漬。里芋は粗塩と卸し山葵でいただく。 ![]() ![]() ![]() ![]() きんき煮付け 写真を撮り忘れたが、注文後に板前が我々の座敷まで木箱に入った生のきんきを持ってきて、これを煮付けていくが良いか、と確認された。体長が30センチほどの丸々と太った魚体だったので勿論、了を告げた。 ![]() ![]() ![]() 天ぷら 天ぷらが到着。この日の盛合せは、車海老、白鱚、穴子、蓮根、獅子唐、茄子、舞茸といったところ。無論、種の品質および揚がり具合ともに最高だ。実に美味しい。 ![]() ![]() ![]() ![]() 娘たちは、この時点でまさかの天ぷら追加。車海老、穴子、烏賊、舞茸だそうだ。若いとは素晴らしい。 ![]() お店データ ![]() 横浜市中区吉田町2-3 電話: 045-251-2271 営業: 11:00~21:00(ランチ~16:00) 定休: 日曜(月に一度、月曜) 最寄: JR関内 5分、市営BL関内 3分 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫ ■
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by primex64
| 2017-10-30 19:39
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2017年 10月 29日
土曜は雨で、この日のディナーは外へ出掛ける予定だったので、ランチは地元の近場で済ますことに。
まずは生ビール ![]() スペシャルセットの焼物 ![]() ![]() ![]() スペシャルセットのカリー 焼物は磁器製の小皿でサーブされるが、カリーはステンレスのお盆でサーブされる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お店データ ![]() 横浜市港北区菊名1-7-11 電話: 045-434-2266 営業: 11:00~15:00、17:00~23:00 定休: 無休(火曜日ランチのみ休み) 最寄: 東横線 妙蓮寺 2分 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫ ■
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by primex64
| 2017-10-29 11:58
| My dishes -Curry
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2017年 10月 26日
オーダイトの夏前のリリースで、コペイ/カラビツ/ベルリン・ドイツ響のドヴォコン他。
![]() http://tower.jp/item/4515793 Bloch: Schelomo Dvorak: KLID(Waldesruhe/Silent woods) for cello and orchestra, Op.68-5 Dvorak: Cello Concerto in B minor, Op.104, B.191 Ⅰ. Allegro Ⅱ. Adagio ma non troppo Ⅲ. Finale: Allegro moderato Deutsches Symphonie-Orchester Berlin Kirill Karabits Marc Coppey (Vc) (1)ブロッホ: ヘブライ狂詩曲「ソロモン」~チェロとオーケストラのための (2)ドヴォルザーク: 森の静けさ B.182 (3)ドヴォルザーク: チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 マルク・コペイ(チェロ;ゴフリラー(1711年製)) キリル・カラビツ(指揮) ベルリン・ドイツ交響楽団 マルク・コペイについて マルク・コペイ(コッペイとも表記)はフランス・ストラスブール生まれのチェリスト。パリ国立音楽院で学んだ後に渡米し、ブルーミントンのインディアナ大学で演奏法を学びプロの道へと進む。その途中と思われるが、弱冠18歳でバッハ国際コンクールで優勝したことで一部からは神童と称せられたようだ。この受賞をきっかけに国際的なステージで活躍し始め、ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などとオケで共演、またミッシェル・ベロフ、オーギュスト・デュメイ、ヴィクトリア・ムローヴァら世界的かつカリスマ的な奏者たちとの共演も好評を博すに至っている。一方、小規模アンサンブルにおいても素晴らしいリレーションを発揮し、その深い洞察でイザイ・カルテットで目覚ましいリーダーシップとパフォーマンスを発揮した。ソロ活動に加え、現在では母校のパリ国立音楽院の教授として後進の指導にあたっている。なお、コペイがしっかりと共演した演奏としては、デュボワのMIRARE盤が印象に残る。 ブロッホ: ソロモン 重厚な作品であり、かつ解釈の難しい曲。さりとてシェーンベルクや武満、アルバン・ベルクのような無調性ではなく、ちゃんと秩序のある調の範疇で音楽を描いている。この曲は通しで演奏されるけれども内部的には曖昧な三楽章形式で、それぞれのパートは全然違う雰囲気だ。最初のパートの入りはまさに重く悲痛なもの。コペイのVcは軽やかに滑って行くが旋律も内声部も重苦しい。特に内声部の悲嘆にくれたような重奏が強く迫る。 中間部はいわば緩徐楽章に相当し、オケは静かに見守る感じ。そのためかコペイの独奏部がハイライトされる。明転する部分も間欠的に少しだけ現れるが、オケのパート、例えばCl、Obが長めのソロをとって、そのしじまを縫ってコペイが擦過音を駆使してどろっとした重苦しい雰囲気を転調を繰り返しながら綴っていく。 最終パートは継ぎ目なく徐々に訪れ、最初のパートの主題の再現から始まる。冒頭の主題を更に重くした展開部がずっと続く部分は息が詰まるくらいの閉塞感がある。ティンパニの静かで不気味な連打に乗せ、コペイが暗く悲しい別の主題を語り始める。哀歌といった風情。 森の静けさ 最初のソロモンの重苦しさを緩和してくれる、ある意味弛緩した選曲だと思う。この曲の名前はKLIDで通っているが、これはチェコ語だそうだ。とても緩徐で美しく、歪感のない純和声が過半を占め、ちょっとした移調と少しの非和声がアクセントなる佳曲といえる。コペイのVcのなんと美しく理性的なことか。 ドヴォコン この曲は余りに有名で、今更何かを書こうとは思わないので、以下、この演奏の印象を書き綴る。1楽章の長い動機と序奏は普通と言えば普通だが統制のとれたコンパクトで誇張のない入りだ。民族色の強い勇壮で土の匂いのする大らかな主題をHrが刻んだ後、小さめなトゥッティが訪れ、そして、すっとコペイが入ってくる。堂々としたというより、寧ろナチュラルに語り掛けるように素の自分はこうだ、と言わんばかりのコンパクトかつハイスピードな歩の進め方。カラビツもその辺は理解してか軽量フェザータッチのサポートを心掛けているようだ。 緩徐楽章に入ってもコペイは特段に強い主張をするわけではなく、自然な地声で歌うようなモデレートなヴィブラートを使って、おそらくはドヴォルザークが描きたかったボヘミアの大地の情景描写を淡々とこなしていく。中間部はオケの情感極まる主旋律の啜り泣きが秀逸で、しかしコペイはそれに完全に与することなく冷静に内声部を織りなしていく。そしてこの楽章のコーダはコペイ、オケの融和が実に美しい。 最終楽章は再び勇猛なボヘミアン気風に戻り、ここでコペイは今まで見せなかったエモーショナルで強くてソリッドな音を発し、硬派な感情を漲らせて来る。そして中間あたりの緩徐部での情感の籠められた美しい主旋律の送弓と操弦がとても印象的。何ともいえない大らかで、そしてピュアで純朴な音色が静かな感動を呼び覚まさせてくれる。コーダ直前における鳥の囀り(さえずり)のようなVcのカデンツァには溜息が出る。この人のVcはまさに変幻自在というべきなんだろう。カラビツとはこういった展開で行こうと打ち合わせていたに違いないが、それにしても息がぴたりと合った理想的で稀有なこのコンチェルトの演奏設計には膝を打つのだ。 録音評 Audite AU97734、通常CD。録音は2016年8月29日-9月1日、ベニューはベルリン、Großen Sendesaal des rbbとある。録音フォーマットは96kHz、24bitのL-PCM。オーダイトは伝統的に無理をしない整った音調を旨とするレーベルだったが、久し振りに聴いたこの盤はかなり澄明でレンジ感のある優秀録音だ。品質は完全デジタルだが音の作りとしてはちょっとアナログ調に振った作りで、ちょうど20世紀末期のタンノイ、それもスーパーレッド・モニターを彷彿とさせる、梨地仕上げ、もしくはシルキーな肌触りとなっていて、昔のオーディオファンなら耳に懐かしい聴感かも知れない。これは、ドイツの楽団のサウンドをまるでチェコフィルのように聴かせるような演出なのかもしれない、というのは穿った見方だろうか。 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫ ■
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by primex64
| 2017-10-26 23:03
| Concerto - Vc
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2017年 10月 22日
秋雨前線が活発なのに、更に台風が接近してきていて天気が悪い。
ビール、絶品おつまみチャーシュー ![]() ![]() 旨辛らーめん+ミニ揚げチキン 家内がオーダーした旨辛らーめんの中辛、そしてミニ揚げチキンがサーブされる。 ![]() ![]() ![]() ![]() 揚げチキン旨辛らーめん これが、最後に一枚残された正規サイズの揚げチキンを載せた揚げチキン旨辛らーめんの雄姿。 ![]() ![]() ![]() ![]() お店データ ![]() 横浜市神奈川区反町1-3-8 電話:045-548-3973 営業:11:30~14:30 18:00~21:00(日曜は夜営業なし) 定休:月・火(祝日でも休業) 最寄:東急東横線 反町4分 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫ ■
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by primex64
| 2017-10-22 11:34
| My dishes -Ramen
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2017年 10月 16日
Harmonia Mundiの春のリリースから、ファウスト、メルニコフによるフランクVnソナタ、そしてサラゴン・カルテットを加えてのショーソン:コンセールという師弟コンビ名作集。
![]() http://tower.jp/item/4506537/ Franck: Violin Sonata in A major Ⅰ. Allegro ben moderato Ⅱ. Allegro Ⅲ. Recitativo fantasia. Ben moderato Ⅳ. Allegro poco mosso Isabelle Faust(Vn), Alexander Melnikov(Pf) Chausson: Concert in D major for piano, violin and string quartet, Op.21 Ⅰ. Décidé Ⅱ. Sicilienne Ⅲ. Grave Ⅳ. Finale. Très animé Alexander Melnikov(Pf), Isabelle Faust(Vn) Salagon Quartet: Christine Busch(Vn), Lisa Juliane Immer(Vn), Sebastian Wohlfarth(Va), Gesine Queyras(Vc) セザール・フランク: ヴァイオリン・ソナタ イ長調 エルネスト・ショーソン: コンセール~ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 op.21 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) =1710年製ストラディヴァリウス「ヴュータン」 アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/エラール、1885年頃製) サラゴン・カルテット クリスティーヌ・ブッシュ(Vn)、リサ・インマー(Vn)、 セバスティアン・ヴォルフファース(Va)、ジェシーヌ・ケラス(Vc) フランクのソナタ ファウストの盤を買うのは久し振りだった。フランクのソナタはVn作品としては非常に著名かつポピュラーなのでファウストはとっくの昔に録音していると思い込んでいたが、意外なことにこれが初めての収録とのこと。というのも、ファウストのフランクVnソナタは10年ほど前にライヴで聴いたことがあり、つまり生演奏で弾くということは既に録音済みなんだろうとの先入観があったのだ。このリサイタルでの印象は今でも鮮明に覚えていて、構図の大きなヴィヴィッドで良い演奏だった。 フランクのVnソナタは様々な人たちの演奏を聴いてきており、今更感はある。この10年でいえばデュメイ/ピリス、シュワルツベルク/アルゲリッチ、ハチャトリアン姉弟、シュタインバッハー/クーレック、リサ・ジェイコブス/コウズメンコ、ルノー・カピュソン/ブニアティシヴィリ、また国内ものでは枝並千花/長尾洋史、千住真理子/藤井一興など、いずれも個性的な演奏で印象に残る。 この盤のフランクだが、10年前のファウストの演奏とは全く違うものだ。すなわち、精緻で温度感が低いけれども、リリカルなプレゼンスに満ち溢れた音楽性が際立つ、極めて優秀な演奏となっている。王子ホールの相方はコレペティであったが、この盤では中堅Pfの急先鋒とみなされ、かつ彼女とは音楽解釈の上でパートナーシップを永らく結んできているメルニコフがエラールを弾くという圧倒的な差異があるので仕方のない面はあるが。加えて、ファウストはストラドのスリーピング・ビューティーに代え、ヴュータンを起用していることでも音色の差異を生み出している要因と言えようか。 冒頭1楽章の入りは静謐で瞑想的なファウストの操弦で始まる。慎重に歩調を確かめるかのようにファウストもメルニコフもゆっくりと、それでいて弾むように歩み寄り、そして一体となって共に滑り出すというイメージだ。慈しむように丁寧に、主題からの変奏を塗り重ねていく。一瞬暗転する展開部の色彩感は格別で、メルニコフが駆るエラールの深々とした低域弦に乗せた中高域部のブリリアンスがフランク特有の浮遊感とともに白眉。 2楽章の冒頭の怒涛のようなPf分散和音は決して荒れることはないが独特のどきどき感が凄い。畳みかけるようなファウストの上昇スケールがアチェレランドを伴って聴く者の胸に迫り来る。中間の展開部での慎重な転調からの急峻な下降スケールはガット弦のうねりが共振して迫力満点、そして間歇的なフラジオレットを織り交ぜながら3楽章へ。 3楽章レチタティーヴォはこの演奏の頂点。ここの入りは音数が少なく、ファウストはノンヴィブラートで主題を細く糸を引くように精密に弾き出す。メルニコフも歩調を合わせるように慎重な歩の進め方。美しいのひとこと。中間での執拗な転調部はこの曲中で唯一テンペラメンタルで荒れ気味な箇所。だがすぐに秩序を取り戻し静謐で瞑想的なアンサンブルに戻る。コーダへ向け美しい主題が再現、最終楽章へ。 華やいだ終楽章では二人の息はぴったり。ファウストは抑制気味にヴィブラートをかけながら純音で美しい主題を紡いでいく。以前から何度も述べている通り、この曲はVnソナタと分類されているが、原題はSonate Pour Violin et Pianoとなっていることから、VnとPfのためのリチェルカーレとカノンともいうべき対位法的な作品だ。両方が対等に掛け合って初めてフランクが構想した音楽になると言えよう。フィナーレにおけるファウストとメルニコフはまさにそれを忠実に実行しており、特にメルニコフの弾く対旋律がくっきりとした内声部を形成し、ファウストの主旋律の輪郭としっかりと対峙しながらも優しく寄り添ってフィナーレへと向かう。 ショーソンのコンセール 思い起こせばファウストとの出会いは10年前、このショーソン/ジョリベのアルバムだった。そして再びのショーソン。 1楽章の冒頭は力強いシンプルな動機で入り、暗い導入部を経てパストラル調の分かり易い明媚な第1主題が提示される。ヴィブラートを抑制した伸びやかな主旋律はファウストが担う。転調を繰り返すメルニコフのエラールはアンビエントが豊かでサロン風の響き。第2主題はソフィスティケートされた耽美なもので第1主題とは趣が全く異なる。全音音階的な移調を繰り返し浮遊感を演出。中間からは展開部となり、各主題が断片的にかなり自由な形式で変奏されて現れる。このあたりがフランクやドビュッシー的な薫りと言えようか。 2楽章はシチリアの律動によるシシリエンヌと題する短めの可愛らしい曲。主題はファウストの独奏Vnにより提示、次にVcが加わり、トゥッティでは3挺のVnが全て鳴る。Pfはほぼ全編をアルペジオで伴奏域を下支えする。 3楽章は緩徐楽章となっており、Grave指定の暗鬱かつ荘厳なもの。ちょっと変わった作風でほぼ9割が短調進行だが、例により不規則な移調を繰り返す途中には一瞬の光も見える。Vcの重厚な響き、Pfの規則的な三連符がデモーニッシュな雰囲気を倍加させる。 終楽章はヴィヴィッドで勇壮な大規模ソナタ形式の曲。複雑なオブリガートをPfが奏でるなか第1主題を独奏Vn、次いで弦楽4部が絡みつきながら紡いでいく。第2主題はPfが先に提示、それに独奏Vn、そして弦楽2部が追従するパターン。この主題は非和声主体の謎めいたデモーニッシュなものだが、展開部は全音音階が使われて目まぐるしくもあり、飛翔感もありで、このあたりはフランクのソナタの2楽章あたりと似ている。芯の強いファウストの独奏Vnは絶好調で内声部を担う弦楽4部との絡みも有機的でハーモニーが美しい。非常に音圧の強い終盤では1楽章の第1主題が走馬灯のように蘇り、阿鼻叫喚のうちにトゥッティを迎える。 とても聴き応えのする音楽性豊かなアルバムだった。ファウスト、メルニコフ、そしてショーソンのサラゴン・カルテットの面々はそれぞれ素晴らしいパフォーマンスを聴かせてくれた。こういった演奏に巡り合えたことに感謝したい。 なんと10年前の王子ホールでのリサイタルの録画が見つかった。2部構成、例によりリンク切れまで貼っておく。 #終わった直後、勇み足で私が歓声を上げているのが克明に録られていたようだ。恥ずかしい限り・・ このCDの演奏がyoutubeにあった。残念ながら映像はない。演奏だけ、ちらっと聴くならこちら: 録音評 Harmonia Mundi HMM902254、通常CD。録音は2016年6月、9月、ベニューはお馴染のテルデックス・スタジオ(ベルリン)。背景が非常に静かでS/Nが極めて高い録音だ。各パートの定位はピンポイントで見晴らしは良く、スタジオ録りであるにもかかわらず音場空間の構築が巧みで、幅こそ中庸だが奥行き方向に深いサウンドステージが展開される。ファウストの駆るヴュータンの渋めのプレゼンス、メルニコフが弾くふくよかで良く鳴るエラールの音色が克明に捉えられているし、ショーソンではサラゴン・カルテットの面々が半円状配置で弾いている姿が見え透くくらい安定した定位、音場が聴かれるのだ。 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫ ■
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by primex64
| 2017-10-16 22:57
| Solo - Vn
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2017年 10月 15日
朝から雨が降りしきる日曜だった。めげずに元町商店街までお買い物。ランチは定番の美味しい蕎麦を頂くことに。
生ビールと肴 ![]() ![]() ![]() ![]() かしわせいろ 二人とも今回はかしわせいろとした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お店データ ![]() 横浜市中区石川町1丁目11 電話:045-641-5835 営業:11:30~21:00 定休:水曜 最寄:JR石川町(南口)1分、 MM21線 元町・中華街8分 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫ ■
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by primex64
| 2017-10-15 23:10
| My dishes -Soba
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2017年 10月 14日
天候がすぐれない週末、すっきりしたオーソドックスなラーメンが食べたいということで久し振りにshigetomiへ。
まずは生ビール ![]() 鳥取県産大山鶏のわんたんめん オーダーを伝え違えたらしく、普通の醤油ラーメンがサーブされた。雲吞は?と問うと、丁寧に詫びて暫し後に別椀にて提供。 ![]() ![]() 秋刀魚煮干そば これが秋限定の商品で、見た目には醤油ラーメンと似かよったトッピング、レイアウトで登場。酢橘が添えられているのが大きな相違点。 ![]() ![]() ![]() ![]() チャーシューは前述のとおり量が少なくなったけれどもクォリティは従前どおり。筍はあらかじめ味が煮含められていて柔らかく上品な味わいだった。途中、酢橘をスープに潜らせると爽やかな酸味が移ってこれもまた好ましいフレーバー変化となる。この限定ラーメンはレギュラー醤油ラーメンの応用編との位置付けと思われるが、魚介スープの使い方が精妙で、かなりハイレベルな美味しさだ。 お店データ ![]() 横浜市港北区大倉山1-2-16 電話:045-543-9226 営業:11:00~14:30、18:00~22:00 定休:日曜、月曜 最寄:東横線 大倉山 1分以内 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫ ■
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by primex64
| 2017-10-14 18:16
| My dishes -Ramen
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2017年 10月 11日
今年5月のDECCAからのリリースで、ビエロフラーヴェク指揮チェコフィルのスターバト・マーテル。ソプラノ独唱は、昨今プレゼンスを急速に増してきているバイエルン国立歌劇場の専属=中村恵理が務めている。
![]() http://tower.jp/item/4491112/ Dvořák: Stabat Mater, Op.58 1. Stabat mater dolorosa 2. Quis est homo, qui non fleret 3. Eia mater, fons amoris 4. Fac ut ardeat cor meum 5. Tui nati vulnerati 6. Fac me vere tecum flere 7. Virgo virginum praeclara 8. Fac ut portem Christi mortem 9. Inflammatus et accensus 10. Quando corpus morietur Eri Nakamura (soprano), Elisabeth Kulman (contralto), Michael Spyres (tenor), Jongmin Park (bass) Czech Philharmonic Orchestra, Prague Philharmonic Choir, Jiří Bělohlávek ドヴォルザーク: スターバト・マーテル 作品58 B.71 1. 悲しみに沈める聖母は 2. 誰が涙を流さぬものがあろうか 3. いざ、愛の泉である聖母よ 4. わが心をして 5. わがためにかく傷つけられ 6. 我にも汝とともに涙を流させ 7. 処女のうちもっとも輝ける処女 8. キリストの死に思いを巡らし 9. 焼かれ、焚かれるとはいえ 10. 肉体は死して朽ち果てるとも 中村恵理(ソプラノ)、エリザベス・クールマン(メッゾ・ソプラノ)、 マイケル・スパイアーズ(テナー)、パク・ジョンミン(バス) プラハ・フィルハーモニー合唱団、 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮) スターバト・マーテルについて 以下はユニバーサルの販促用解説で、良くまとまっている。 チェコ音楽を完璧に手中に収めた奏者達による、涙なくしては聴けぬ傑作 調べてみたがオーケストレーション版のスターバト・マーテルについては今まで取り上げていなかった。というのは、随分前のいわゆる巨匠の録音がいくつか手元にあるだけで新しい演奏は聴いていなかったということだ。直近では9年前の、ピアノ伴奏版の世界初録音であるエキルベイ/アクセンタスのnäive盤に遡る。ここに作曲経緯を少し詳しく書いているが、これについては上のユニバーサルの解説とは一部齟齬がある。ピアノ伴奏版=1876年版=が完結された独立作品であることは考証により明らかにされており、そしてオーケストレーション版はその翌年、恐らくピアノ伴奏版を足掛かりとして書かれたものと考えられている。 この演奏について まさに、涙なくしては聴けない重厚かつ静謐、哀しい演奏である。演奏がチェコフィル、はたまたコーラスがプラハ・フィルハーモニー合唱団だからなのか、その因果関係ははっきりとは分からないが、素晴らしくも哀しい演奏なのだ。いずれにしても、またビエロフラーヴェクがプラハ出身だからという出自如何にもかかわらず、彼がドヴォルザークのこの不世出の名作の良きインタープリターであることは覆しようのない事実だ。 全体を通じてのペース配分だが、ビエロフラーヴェクは作家の心の慟哭を絞り出すに最適解を得ていて、スローでメロウな部分はより遅く、情感が高ぶる部分では少し速足でと極めて巧みだし、実に堂々たるダイナミックなバトン捌きなのである。それでいて大仰で極端なテンポ偏移を殊更に嫌気し、とてもスムーズでナチュラル、そしてウォームトーンでの歌い込みを指示しているようだ。 こういったナチュラルな描写はソロ・カルテットの統制にまで及び、合唱隊やオケとの音量バランス、不用意な干渉を避けて独唱テキストを際立たせる小節間でのきめ細かな速度制御など、細心の注意が払われている。そうすることでステージ上の全ての構成員を完全に掌握し切り、悲壮感に満ち溢れた細密なスターバト・マーテルを描き上げているのだ。 こういった鎮魂のための大規模曲としてはミサ曲、レクイエムという楽曲形態が代表的だろう。それぞれが依拠するテキストは聖書にある古来からの典礼文から採取されることが殆どだが、曲の組み立て、歌唱の様式は作家ごと、また時代背景ごとにまちまちだ。例えばこの前のヴェルディのレクイエムなどはロマン派オペラの様式を踏襲しているし、バッハのロ短調ミサ曲は当然にバロック様式である。このスターバト・マーテルについてドヴォルザークがどういった様式を想定していたのかは今となっては定かではない。しかし、ビエロフラーヴェクの目指した曲想、特に独唱部に関しては、荘厳で禁欲的なバロック様式を土台としつつもロマン派オペラ的な壮大でヴィルトゥオージックな要素をも意識したものとしているようで、つまり、その両方の要素を巧みに合成するよう要求している風に見える。そういった観点からは、今回のソロ・カルテットに抜擢された面々の歌唱技巧はその両者がバーサタイルに歌い分けられるものであった可能性が高い。特にバイエルン歌劇の専属を務めている中村恵理の歌唱はその急先鋒と言えようか。 こういった鎮魂的・宗教的な曲に「悲愴度」という尺度があるとするならば、ドヴォルザークのこのスターバト・マーテルは最右翼に位置付けられるであろう。我が子の相次ぐ死というある意味での極限状況に見舞われたドヴォルザークが音楽という媒体を用いて表現した自らの心の慟哭には心打たれる。そして、この作品をこれほどの悲嘆を充満・横溢させた苛烈な演奏として表現する故ビエロフラーヴェク率いるオケ、独唱隊、合唱隊に畏敬の念を抱く。こういった演奏はそうそう聴けるものではない。 録音評 DECCA 4831510、通常CD。録音は2016年5月23-25日、プラハ、ドヴォルザーク・ホール。音質は公正不偏のデッカの良心的カルチャーそのもので、シルキータッチにして不要雑音を一切除去した綺麗で清純なもの。聴き込んでいくと最低音域から高音域までブロードに捉えられているが、帯域ごとの誇張は一切なく、ざらついた質感も殆どなく、そして圧迫感のあるパーカッションやコンバスのうねり、チェコフィル弦楽隊伝統の松脂が飛散するような美音も抑制気味に捉えられている。一方、ソロ・カルテットの狙い方は鋭敏で、これは臨場感に優った録りかただ。全体として曲想に合わせた音調に収斂させていることは間違いはなく、過度な刺激を抑えつつも音楽の感動を伝えるための理性的な調音が施されているのは流石と言わざるを得ない。演奏内容もさることながら録音技法もまたそれに呼応してコーディネートされたという好事例。とても素晴らしい録音だ。 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫す ■
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by primex64
| 2017-10-11 23:47
| Vocal
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2017年 10月 09日
連休三日目はじょんならんのいりこの最終日でもある。
まずはビール ![]() いりこ冷+海老天 カウンターに並んだ今回のオーダー品がこれ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 期せずして二種類の天ぷらを賞味する連休となった。性格は違えども、どちらの天ぷらもハイグレードだった。 お店データ ![]() 横浜市神奈川区六角橋2-14-9 KEIコーポ白楽 電話:045-413-2345 営業:11:30~14:30、18:00~22:00 定休:月曜(祝日は営業) 最寄:東急東横線 白楽7分、東白楽8分 ![]() ♪ よい音楽を聴きましょう ♫ ■
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by primex64
| 2017-10-09 18:16
| My dished -Udon
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