2008年上期の総括 |
トーマス・ファイ&ハイデルベルク響のメンデルスゾーンは、さすがにヘンスラー氏お墨付きの優秀演奏、かつ超優秀録音だ。ピリオドアプローチが流行っているが、これは単なる「ための」演奏ではなくきっちりとしたポジティブな成果を生み出している。
クープランとド・ラランドのルソン・ド・テネブレという宗教曲も素晴らしかったし、BISレーベルの現在の実力を図り知るうえで良いサンプルといえ、素晴らしい録音に仕上がっている。
ECMの新譜でカシュカシャンのトランスクリプション・アルバムだが、キャッチコピーは「歌うようなヴィオラ」。異国情緒に溢れ憂愁を湛えた仄暗いメロディーが印象的。再生が難しそうな盤である。
BISのSACDハイブリッドでヴァンスカのベートーヴェン1番と田園は独特の伸びやかさと例によってヴァンスカ節が特徴だ。特異だが耳に残る解釈。音質も素晴らしい。
naiveの別ブランド、ambroisieの新譜、ボッケリーニの作品集 は濃密で記憶に残るオフェリー・ガイヤールの好演だ。チェロのリアルな捉え方が秀逸。
OEHMSの新譜でSACDハイブリッド、ガーシュインとラヴェルのチクルス第二弾。特にパスカル・ロジェの静謐で精密なピアノは必聴ものだ。しかも破格の超高音質盤。
コルボ/ローザンヌCO.&Chor.が演奏するシューベルト6番ミサ曲で、渾身の録音だ。大規模コーラスの録音としては完璧。
naiveの新譜で新進気鋭のヴァイオリニスト、ハチャトゥリアンが弾くフランクとショスタコのソナタ。若々しくも深い起伏に富んだ演奏だ。録音は叙情豊かで定位も恐ろしく明晰。
ブリリアントの輸入新譜、SACDハイブリッドでアルヴォ・ペルトの作品集。ゆったりとした時間を取り戻すためには好適な一枚。これを聴いて是非癒されて欲しい。音質は驚くほど新鮮で無駄がない。
La Folle Journée au Japonでお馴染みのシュトロッセのMIRARE新譜から。シュトロッセの弾くシューベルトは静謐で流麗、とても理性的な解釈だ。録音は直接波と残響の調合により素晴らしいバランスと定位感を得ているもの。
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一方、ちょっと手詰まり感のあったオーディオの方では大きな変動があった。アキュフェーズの3世代ほど前のSACD/CDプレーヤでDP-85という機器を導入した。
この機械の音質が優れていることは既に知っていたのだが、値段が高かったのと、不人気機種で販売数が伸びなかったため中古のタマが極端に少なく、従ってなかなか入手出来ず諦めかけていた。
ところが、ここへ来てアキュがDP-700という新鋭機種を発売したことによる買い換え需要のためか割とまとまった量のDP-85が中古市場へと流れた。その時流を巧く捕まえた格好で格安の導入と相成った。結果は予測を上回る上々なもので、過去に例を見ないほど絶大な音質改善を達成することが出来たのだ。
※試聴機材
Accuphase DP-85、DP-70V
Mark Levinson No.38
Acoustic Reality eAR1001
Thiel CS7.2
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いやぁ~熱いじゃなかった、暑いですねぇ~~
歳のせいか、行動力がどんどん衰えてます(笑)
ランキングに参加してたんですね・・・(いまさら?)
すみません(>▽<;;
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なくて「熱い」ですねw
特にアンプの熱がw
いつも、良質のソースを教えていただいて有難うございます。
っと言っても、ウン分の1位しか買えていませんが・・・・
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頑張れッ!
DP-85は本当に良いですよね、私も最後まで
悩みました(^^;;;
amazonでモザイクのベートーベン2&3が高くて
買えません、1、2、5、6は安いのに。CDも全体に
値上げ? 嫌な世の中です。
ではでは。
あー、確かにamazonだとOp.18(#2,3)だけが高いですね。HMVならマルチバイで2,119円ですよ!w 今のところCDが値上げという気配はないようですが・・・。
時節柄ご自愛下さいませ。