2008年 06月 30日
Offenbach: Romantique@Minkowski/Les Musiciens du Louvre |
去年のアルヒーフの新譜で、気にはなっていたが何故か買いそびれていたもの。そうこうしているうちにマルチバイ特価で出てきたために買った。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1233756
(国内盤はこちら↓)

・Ouverture
・Concerto for Cello and Orchestra, "Concerto militaire"
・Le Fees du Rhin
・Le voyage dans la lune
Jerome Pernoo, violoncello
Les Musiciens du Louvre
Marc Minkowski
オッフェンバック・ロマンティーク
喜歌劇 「天国と地獄」 序曲
チェロと管弦楽のための大協奏曲「軍隊風」
喜歌劇 「ライン川の水の精」より 序曲、バレエとグランド・ワルツ
喜歌劇 「月世界旅行」より バレエ音楽
ジェローム・ペルノー(Vc)
マルク・ミンコフスキ(指揮)、ルーヴル音楽隊
オッフェンバックはオペレッタ/オペラの作者であり、とりわけオペレッタの演奏形式を確立した人物とされているが、個人的には今まで全く縁がなかった作曲家。ミンコフスキーはオッフェンバックに傾倒していて積極的に作品を演奏しているらしく、フランス国内外ではコンサート(舞台)も精力的に行っているという。
とても異端な音楽家と思って恐る恐る掛けたが、そんな危惧は必要なく、とても華やいだ曲風とオーソドックスな管弦楽であった。まぁ、ラヴェルやプロコフィエフ、ストラヴィンスキーと言ったバレエ音楽に於ける極彩色の世界とは異なってどこかアンニュイだが単純で落ち着く風情だ。
オッフェンバック自身が高名なチェリストであったことから、チェロ組曲は興味深く聴けた。軍隊風と銘打っているためかスネアドラムが随所でアクセント的に突如として登場して来るが、これがなければちょっとダルな普通の協奏曲という感じで眠ってしまうかも・・。所々にショスタコやマーラーのシンフォニーの旋律が不意に現れたりしてちょっと風刺がかった造りなんだろうと思う。
「月世界旅行」はロマンティックで楽しい旋律展開の小曲が並んだ目新しいものであった。前述の通り、プロコ等のバレエ音楽とは異なっていて劇的で大規模な構築美が聴かれるわけではないが、童話オペラという歌唱・演技付きの展開としては頷ける構成なのでは・・?
(録音評)
Archivレーベル、4776403、通常CD。録音は2006年、グルノーブルのMC2(Maison de la Culture, Grenoble)とあり、こちらのホールは前衛芸術のために造られ昨今改装が終了したフランスでは有名な超高音質ホールとのことだ。
一方、アルヒーフは歴史の長いバロック/古楽専門レーベルとして、私自身はヴァルヒャのバッハオルガン全集やレオンハルト、リヒターでLP時代には随分と世話になったし、世の中のバロック愛好者のうるさい耳をも満足させて来た孤高のレコード会社だった。それがいつからDGの傘下に入ったのかは定かではないが、このCDの録音はEmil Berliner Studioが担当していることからして完全な支配下レーベル、いやDGそのものと言って良い。つまりは巨人・ユニバーサルの一翼を担うレーベルとなって生き残っているわけだ。
聴いてみて驚いた。LPレコード時代のアルヒーフの音がそのままグレードが上がった感じで復元されているのだ。中域を少々痩せさせてすっきり度を増した高域の澄み渡り方、低域はけれんみがなくスッと伸びていて往時の名録音の数々を想起する。熱くてダイナミックな300Bサウンドと言うよりKT88の透徹された高解像ハイスピード・サウンドなのだ。本家DGレーベルとは似ても似つかない透明度の高い音質だ。そして、グルノーブル文化会館=MC2の現代的なホールトーンを余すところなく捉えている。
1日1回、ポチっとクリック ! お願いします。


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・Le Fees du Rhin
・Le voyage dans la lune
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Les Musiciens du Louvre
Marc Minkowski
オッフェンバック・ロマンティーク
喜歌劇 「天国と地獄」 序曲
チェロと管弦楽のための大協奏曲「軍隊風」
喜歌劇 「ライン川の水の精」より 序曲、バレエとグランド・ワルツ
喜歌劇 「月世界旅行」より バレエ音楽
ジェローム・ペルノー(Vc)
マルク・ミンコフスキ(指揮)、ルーヴル音楽隊
オッフェンバックはオペレッタ/オペラの作者であり、とりわけオペレッタの演奏形式を確立した人物とされているが、個人的には今まで全く縁がなかった作曲家。ミンコフスキーはオッフェンバックに傾倒していて積極的に作品を演奏しているらしく、フランス国内外ではコンサート(舞台)も精力的に行っているという。
とても異端な音楽家と思って恐る恐る掛けたが、そんな危惧は必要なく、とても華やいだ曲風とオーソドックスな管弦楽であった。まぁ、ラヴェルやプロコフィエフ、ストラヴィンスキーと言ったバレエ音楽に於ける極彩色の世界とは異なってどこかアンニュイだが単純で落ち着く風情だ。
オッフェンバック自身が高名なチェリストであったことから、チェロ組曲は興味深く聴けた。軍隊風と銘打っているためかスネアドラムが随所でアクセント的に突如として登場して来るが、これがなければちょっとダルな普通の協奏曲という感じで眠ってしまうかも・・。所々にショスタコやマーラーのシンフォニーの旋律が不意に現れたりしてちょっと風刺がかった造りなんだろうと思う。
「月世界旅行」はロマンティックで楽しい旋律展開の小曲が並んだ目新しいものであった。前述の通り、プロコ等のバレエ音楽とは異なっていて劇的で大規模な構築美が聴かれるわけではないが、童話オペラという歌唱・演技付きの展開としては頷ける構成なのでは・・?
(録音評)
Archivレーベル、4776403、通常CD。録音は2006年、グルノーブルのMC2(Maison de la Culture, Grenoble)とあり、こちらのホールは前衛芸術のために造られ昨今改装が終了したフランスでは有名な超高音質ホールとのことだ。
一方、アルヒーフは歴史の長いバロック/古楽専門レーベルとして、私自身はヴァルヒャのバッハオルガン全集やレオンハルト、リヒターでLP時代には随分と世話になったし、世の中のバロック愛好者のうるさい耳をも満足させて来た孤高のレコード会社だった。それがいつからDGの傘下に入ったのかは定かではないが、このCDの録音はEmil Berliner Studioが担当していることからして完全な支配下レーベル、いやDGそのものと言って良い。つまりは巨人・ユニバーサルの一翼を担うレーベルとなって生き残っているわけだ。
聴いてみて驚いた。LPレコード時代のアルヒーフの音がそのままグレードが上がった感じで復元されているのだ。中域を少々痩せさせてすっきり度を増した高域の澄み渡り方、低域はけれんみがなくスッと伸びていて往時の名録音の数々を想起する。熱くてダイナミックな300Bサウンドと言うよりKT88の透徹された高解像ハイスピード・サウンドなのだ。本家DGレーベルとは似ても似つかない透明度の高い音質だ。そして、グルノーブル文化会館=MC2の現代的なホールトーンを余すところなく捉えている。
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by primex64
| 2008-06-30 12:40
| Orchestral
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