Organ Landscape Estonia@Martin Rost |
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2591341
http://www.mdg.de/titel/1431.htm
--Tallinn, Karlskirche
ミンケル・ルーディック(1880-1958):フーガ
ペーター・ズーダ(1883-1920):アヴェ・マリア
ヴィルヘルム・ベルクナー(1837-1907):序曲とコラール
--Kihelkonna, St. Michaels-Kirche
ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ (1769-1845):コラール前奏曲、フゲッタ、序曲、ニ短調、前奏曲、変ロ長調
--Otepää, Pfarrkirche
エルンスト・ミラン(19世紀):3つの前奏曲
ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ (1769-1845):2つのコラール前奏曲
ヨハン・レベレヒト・エーレゴット・プンシェル(1778-1849):コラール
--Simuna, Dorfkirche
エルンスト・ミラン(19世紀):前奏曲、幻想曲、前奏曲、コラール
--Kullamaa, St. Johannes-Kirche
ルドルフ・トビアス(1873-1918):2つのコラール前奏曲
--Käsmu, Dorfkirche
エルンスト・ミラン(19世紀):後奏曲
--Kuusalu, St. Laurentius-Kirche
ヴィルヘルム・ベルクナー(1837-1907):2つの前奏曲とコラール
ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ (1769-1845):フゲッタ
--Rapla, St. Maria-Magdalena-Kirche
アルトゥール・カップ (1878-1952):グラーヴェ
エドガー・アッロ(1911-1978):4つのミニアトゥール
--Tallinn, Dom
カール・ホイヤー(1891-1936):アダージョ、子守唄
ルドルフ・トビアス(1873-1918):前奏曲とフーガ、改訂されたコラール
カール・ホイヤー(1891-1936):前奏曲とフーガ
マルティン・ロスト(オルガン)
全部で33トラックもあるが、知っている作家の作品は一つもなく、どれも鮮烈な響きである。曲目の頭に記してあるのが都市と教会の名称である。
以下、輸入元のコメンタリーから:
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たった1週間の間にエストニアの9つの都市を訪れて、その地の教会のオルガンの音を記録したという、まさにMDGレーベルらしい1枚。いつものことながら、ブックレットには美しい写真と、作品についての詳細が載せられていて、オルガン愛好家にはたまらないアイテムになっています。演奏はおなじみのマルティン・ロスト。各々のオルガンの音色の違いを存分に堪能してください。(ユニバーサルIMS)
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9台のオルガンの音をそれぞれの趣で堪能できる、なかなかに凝った意欲的な録音である。重く暗いヴィエルヌの作品を聴いた後だけに明るく晴れ晴れと、しかも軽やかに楽しむことが出来るオルガンである。各曲のインプレッション等はまだライナーを読破していないのでなんとも言えないが。
(録音評)
MDGレーベル、MDG 319 1431-2、通常CDで、録音は2006年5月15~21日とある。かなり短期間のツアーでの収録だが、いずれのオルガンも重厚かつ華やか、たっぷりとした残響で捉えられている。どのオルガンも大規模ではないが、32フィート・ストップの重低音がしっかりと下支えとして入っており、まさに理想的なオルガン録音だ。本当に礼拝堂に座って鑑賞しているかの錯覚に陥る程の臨場感が素晴らしい。特に、2チャンネル・ステレオフォニック方式では原理的に再生が不可能である高さ方向の再現が感じられるのは面白い現象だ。
オーディオ的には目を見張る面白さがあると言えよう。これもお薦めの一枚だ。
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