2007年 10月 03日
Russian Violin Concertos@Julia Fischer, RNO, Kreizberg |
今日は新譜ではない。3年程前にリリースされたユリア・フィッシャーのペンタトーンでのデビュー盤だ。このところ若手ヴァイオリニストではユリアが気に入っていてレコード屋に足を運ぶたびにペンタトーンの従前リリースを探して買っている。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1807035
Russian Violin Concertos: Khachaturian, Glazunov and Prokofiev, concerto No. 1
Julia Fischer/Russian National Orchestra/Yakov Kreizberg
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.19
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.82
ユリア・フィッシャー(vn)
ヤコフ・クライツベルク指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団
ハチャトゥリアンのVnコンは聴いたことがなく、勿論手持ちもないのでちょうど良い機会だと思った。うーん、いかにも近代ロシアっぽい洒脱な風情の曲である。チャイコやラフなどのドップリした浪漫路線とは一線を画した作風で、どちらかというとショスタコやプロコ、晩年のバルトークに近い和声を使っている。演奏はどうだろう? 初めて聴くので何とも言えないが朗々とした演奏ではなかろうか。
プロコのVnコンはユリアのノリが音にも現れた逸品で、多少の荒っぽさも見せつつポップで華やか、そしてシャープなパッセージ展開を見せる。なかなかスリリングで聴かせられる。但し奇を衒った解釈ではなく質実剛健なものだ。
グラズノフは一転してベタな感情移入型解釈で、作風に合わせた演奏なのか? 実に叙情豊か、悪く言えば演歌のサビっぽい歌わせ方だ。超絶技巧はなりをひそめ、テンポ・ルバート、デュナーミク、そして糸を引くようなポルタメントを駆使した柔和だが彫りの深い解釈だ。
これがデビュー盤とは恐れ入る。才色兼備であって、Vn以外にPfもプロとして十分な能力を持つという。
(録音評)
Pentatone Classicsレーベル、PTC5186059、SACDハイブリッド盤、PCMレイヤーのみの試聴。2004年09月25日の録音とある。例によってPolyhymnia Internationalの制作でマイトナーDSD-ADCによる録音だ。音質は近頃のペンタトーンよりも地味でブリリアンスが少ないものだ。しかしステージ再現や奥行きのリアルさは今と共通していて大変に傑出したものである。素晴らしい。
最近の録音は1750年製作のガダニーニを使用していると書かれているが、このCDでは日本音楽財団からレンタルしているBoothという1716年製作のストラディヴァリウスと書かれている。最近返却してしまったのか、はたまた2本を使い分けているのかは分からない。ストラディヴァリらしい細身でフローラルな音色が見事に捉えられている。
1日1回、ポチっとクリック ! お願いします。


http://www.hmv.co.jp/product/detail/1807035
Russian Violin Concertos: Khachaturian, Glazunov and Prokofiev, concerto No. 1
Julia Fischer/Russian National Orchestra/Yakov Kreizberg
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.19
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.82
ユリア・フィッシャー(vn)
ヤコフ・クライツベルク指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団
ハチャトゥリアンのVnコンは聴いたことがなく、勿論手持ちもないのでちょうど良い機会だと思った。うーん、いかにも近代ロシアっぽい洒脱な風情の曲である。チャイコやラフなどのドップリした浪漫路線とは一線を画した作風で、どちらかというとショスタコやプロコ、晩年のバルトークに近い和声を使っている。演奏はどうだろう? 初めて聴くので何とも言えないが朗々とした演奏ではなかろうか。
プロコのVnコンはユリアのノリが音にも現れた逸品で、多少の荒っぽさも見せつつポップで華やか、そしてシャープなパッセージ展開を見せる。なかなかスリリングで聴かせられる。但し奇を衒った解釈ではなく質実剛健なものだ。
グラズノフは一転してベタな感情移入型解釈で、作風に合わせた演奏なのか? 実に叙情豊か、悪く言えば演歌のサビっぽい歌わせ方だ。超絶技巧はなりをひそめ、テンポ・ルバート、デュナーミク、そして糸を引くようなポルタメントを駆使した柔和だが彫りの深い解釈だ。
これがデビュー盤とは恐れ入る。才色兼備であって、Vn以外にPfもプロとして十分な能力を持つという。
(録音評)
Pentatone Classicsレーベル、PTC5186059、SACDハイブリッド盤、PCMレイヤーのみの試聴。2004年09月25日の録音とある。例によってPolyhymnia Internationalの制作でマイトナーDSD-ADCによる録音だ。音質は近頃のペンタトーンよりも地味でブリリアンスが少ないものだ。しかしステージ再現や奥行きのリアルさは今と共通していて大変に傑出したものである。素晴らしい。
最近の録音は1750年製作のガダニーニを使用していると書かれているが、このCDでは日本音楽財団からレンタルしているBoothという1716年製作のストラディヴァリウスと書かれている。最近返却してしまったのか、はたまた2本を使い分けているのかは分からない。ストラディヴァリらしい細身でフローラルな音色が見事に捉えられている。
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by primex64
| 2007-10-03 10:08
| Concerto - Vn
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Comments(2)
ユリアフィッシャーは現代を代表する若手女流ヴァイオリニストでしたね。ハーン、さやか庄司、ジェニーヤンセン、あともう一人くらいかな、このあたりが、売れているとされている。ちょうど年代も20代後半と似たようなせいか、容姿も弾き方も似てますね。お国や人種が違うだけで、ヤンセンをのぞき、背が異常に小さい(あ、みどりもそうでしたがアノ時代はムローヴァとか背が高い人ばかりだった)すばやくさっさと弾くというスタイルですが、誰を聞いても同じに思えます。彼女らはデジタル録音が進みそれにあった演奏家というわけで、音はとても小さいし、音楽もとくに難度をあげた緊張感や冒険心、面白みや深さ、思想はありません。ただきれいに弾くのみで飽きてしまいます。彼女達が若い時代をおえ30代、40代、50代、とどういう風に聞かせてくれるのか期待していません。ユリアフィッシャーは良いヴァイオリンを使っているとは感じられないほど、音がよくない気がします。薄くて、ふくらみがない。デビューできている人のなかで、彼女よりうまい人がいいので、よく聞こえるのだと思います。容姿だって、ちんちくりん。豆粒みたいで、大きな華がないです。
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yamamoto さんr
昨今の女流になにやら恨みでもあるようですね。まぁ、ユリアやハーン、さやか あたりが嫌いならそれでもいいのでしょうが、それ以上に腐してしまうとは・・。何がそうさせるんでしょうね?
>誰を聴いても同じに思える
上記のコメント、決定的に怪しいですね。彼女らは割と近しい曲を録音していたりもしますが、全然違う弾き方です。これ以後は私の想像ですが、あなたは聴力が衰えているのでは? と思います。一度耳鼻咽喉科に掛かられたら? 聴力が失われていたなら上記の貴殿の書き込みはよく理解できます。
ま、何はともあれ、コメントを戴いたことには感謝します。ありがとうございました!!
でも、あんまりネガティブなコメを撒き散らすとあらぬ誤解を生みますぞ。
昨今の女流になにやら恨みでもあるようですね。まぁ、ユリアやハーン、さやか あたりが嫌いならそれでもいいのでしょうが、それ以上に腐してしまうとは・・。何がそうさせるんでしょうね?
>誰を聴いても同じに思える
上記のコメント、決定的に怪しいですね。彼女らは割と近しい曲を録音していたりもしますが、全然違う弾き方です。これ以後は私の想像ですが、あなたは聴力が衰えているのでは? と思います。一度耳鼻咽喉科に掛かられたら? 聴力が失われていたなら上記の貴殿の書き込みはよく理解できます。
ま、何はともあれ、コメントを戴いたことには感謝します。ありがとうございました!!
でも、あんまりネガティブなコメを撒き散らすとあらぬ誤解を生みますぞ。




