2007年上期の総括 |
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今年はこれで幕開け。バルシャイのショスタコ交響曲全集
女流が花盛り。イザベル・ファウストのジョリベとショーソンはなかなかの出来。この人はVn巧いな~。
新鋭のバイバ・スクリデもなかなかに技巧派の女流。
勿論ユリア・フィッシャーも巧いのだがこちらは既に円熟の境地か。
フランスのnaiveレーベルは衝撃の音質と超一流のセンスを醸す絶妙のCDを出している。こちらやはり女流指揮者エキルベイとアクセントゥス合唱団。
大手レーベルもなかなか頑張っている。こちらはEMIのジャニーヌ・ヤンセン。メンコンとブルッフだが、後者が素晴らしい出来映え。
やっぱり衝撃はnaiveレーベルだ。弱冠18歳のリーズ・ドゥ・ラ・サールが弾くショスタコ、リスト、プロコの各Pコン一番は驚きの出来映えと音質だ。
バルトーク・かかし王子はピアニストのゾルターン・コシチュの指揮で、ハンガリーの準国営レーベル=フンガロトン・レーベル。音質は極上だった。
ミレア・レーベルの超絶的な録音に出会った。フォーレのレクイエム、ミシェル・コルボ指揮のシンフォニア・ヴァルソヴィアだ。修道院での録音だが、これはあまりにも神々しい作品である。
ヤンソンスRCOの自主製作・マラ1はなかなかの出来映えだった。早期にコンセルトヘボウを再建して欲しいもの。
シベリウスのクレルボは久しぶりのテラークDSD録音盤。漆黒の超ハイファイ録音で、聴く者を圧倒する脅威のダイナミックレンジと臨場感だ。
やはりnaiveの超高音質盤でメンデルスゾーンSym4+5。一部の装置では巧く掛からないらしい。ちょっと癖があるのかも知れないが我が家では絶好調。やっぱnaiveは優れものだわ~。
MDGレーベルから、木管リード楽器だけで演奏するフランス楽派の小品集。演奏はビビッドにしてテクニカル。非常にセンスの良い録音。
幻のピアニスト、田中希代子の復刻版、ドビュッシーのアルバムだ。ちょっと触ると怪我しそうなくらい先鋭で斬新な解釈、そしてパリの街角の薫りが立ち上る麗しい演奏だ。キングが心を込めたリマスターだ。
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オーディオの方は、現在の延長線上ではもうやることはなくなってしまい、そして急いで改善すべき箇所も殆ど見あたらず放置状態。現代最高峰のプリやCDPに入れ替えるなどと言う霹靂を想定しないならば、この装置の音質は最高レベルに到達していると言って良い。そのため多くの時間とコストを音楽ソフトの購入に充てられる至福の時間が続いている。今後の課題としては増え続けるCDメディアをどう整理するか・・。PCトラポ導入を真剣に考えるか?
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