Shostakovich: Sym#7@Ahronovitch SWR |
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2523748
ショスタコーヴィチ: 交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」
ユーリ・アーロノヴィチ(指揮)、SWR シュトゥットガルト放送SO.
この曲に関してはバルシャイのレニングラードなどを過去の日記で取り上げてきたので、曲の成り立ちはそちらを参照。この指揮者とショスタコの関わりに関してはHMVに出ているキング・インターナショナルの解説を参照のこと。
とにかく凄いのひと言。第一楽章の第二主題が速いテンポのなか終わり、展開部からドラマティックな再現部に至るまで一切気を抜けない、聴き手にも非常な緊張を強いる渾身の演奏。ショスタコの解釈云々というより、レニングラード(現サンクトペテルブルグ)への尽きることのない郷愁と郷土愛の為せる技だと思う。これは凄い!
(録音評)
1993年4月20,21日 シュトゥットガルト,リーダーハレ・ヘーゲルザール (ライヴ)とある。音質は良くない。ライブとあるが、演奏は随所に荒く、ノイズもあるから確かに生録りだろう。ラジオ番組用に録ったものかも知れないが、熱演愛好者のヘンスラー氏が選んだのが頷ける好演奏盤だ。オーディオ的には何と言うこともないが、ま、耳を覆うほど酷い音質ではないことを申し添えておく。
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