J.S.Bach: Gamba Sonatas@井上祐子 |
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Sonata no 1 in G major, BWV 1027
(i) Adagio
(ii) Allegro ma non tanto
(iii) Andante
(iv) Allegro moderato
Sonata no 2 in D major, BWV 1028
(i) Adagio
(ii) Allegro
(iii) Andante
(iv) Allegro
Chaconne from Partita(BWV 1004) in D minor for solo violin, Transcribed for violin in G minor
Sonata no 3 in G minor, BWV 1029
(i) Vivace
(ii) Adagio
(iii) Allegro
Yuko Inoue, viola
Kathron Sturrock, piano
井上祐子は浜松生まれで英国在住の中堅ヴィオラ奏者であり、あの今井信子に憧れて弟子入りするため遙々と渡英したという。国内では殆ど無名といって良いだろう。ちょうど今月末5/27にはトリトン・スクウェアの第一生命ホールでウェーバー・プログラムでの来日公演があるらしい。
9トラック目に入っているシャコンヌは、有名なヴァイオリンのための無伴奏パルティータの最終楽章であり、井上祐子の実力が聴ける。うーん、いい曲だし、ヴィオラの深々とした渋い音色で聴いても実に落ち着ける。ヴァイオリンと音域を近似にするためキーを3音上げた編曲だ。井上の解釈と演奏は実に清楚で外連身がなく、そして真っ直ぐだ。
ヴァイオリンのような強い刺激も色彩感も得られないが、しっとりとバッハを聴くには良いアルバムだ。
(録音評)
英国Quarts Musicレーベル http://www.quartzmusic.com/cd/QTZ2050.htm 、2005年の録音、英国のどこかの学校の音楽室で録られたものらしい。暖色系で明瞭な録音だ。
ヴィオラの名器J.B.ヴィオームの音像は肥大せずにサウンドステージ中央やや右寄りに出現し、ピアノは中央奥に定位する。オケのストコフスキー配列におけるヴィオラの位置と全く同じ場所で弾いている感じだ。擦弦ノイズは割と多い方だが嫌味ではない。
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