lumieres@村治佳織 |
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1. ジムノペディ第1番(サティ)
2. ジムノペディ第3番(サティ)
3. 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
4. 亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
5. サウダージ第3番(ディアンス)
6. 2つの舟歌(クレンジャンス)
7. 「ドリー」組曲~子守歌/優しさ(フォーレ)
8. ギターのための幻想曲(ブレヴィル)
9. グノシェンヌ第1番(サティ)
10. 水色スカラー(吉松隆)
11. 「ベルガマスク」組曲~月の光(ドビュッシー)
12. 夏は知っている(ルグラン)
どうということのない名曲ばかりを集めたアルバムである。従来より村治佳織に対してはタレント・ソリストというイメージを持っていたのだが彼女がソロをとったコンサートを一昨年に一回、去年一回聴いて、それはどうやら偏見かも知れない、と思い始めた。そこで、そのうち真偽の程を確かめようと思いつつずっと買っていなかったのだが、たまたま新譜棚にあったため買ってきた。
で、どうかというと、下手ではない。が、世で絶賛されるほどの技巧の持ち主ではないという印象。たまたま冒頭のトラックがサティのジムノペディだったのが災いしたかも知れない。知らず知らずのうちに超絶的なこれと比べてしまう:
(録音評)
DECCAレーベル。普段のデッカとは異なり、かなり脚色を施した調音である。低音弦が脹らみ、中域から高域にかけてちょっとブリリアンスが乗っている。
このCDは、通常のガットギターをそのまま録ったものとしてはおかしな音である。
ステージ真ん中のちょっと後ろにギターがしっかりと定位しているのは爪音ではっきりと聴き取れる。しかし低音が左右に遊離して豊かにステージを埋め尽くすのである。ギターマイクを仕込んで、そこからの低域を拡声したものを再度収録している感じがする。ま、こんなものだと思って聴く分には全く違和感は無く、寧ろドップリとしたガット弦の振動に浸るには最適かも知れない。
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