flute@LYNX |
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1204133
LYNXとはフルート・アンサンブルのチーム名だ。詳細はこちら。麗しい姿も拝める(笑)。
1 管弦楽組曲第2番 ロ短調 Bwv1067 1序曲
2 管弦楽組曲第2番 ロ短調 Bwv1067 2ロンド
3 管弦楽組曲第2番 ロ短調 Bwv1067 3サラバンド
4 管弦楽組曲第2番 ロ短調 Bwv1067 4ブーレ
5 管弦楽組曲第2番 ロ短調 Bwv1067 5ポロネーズ
6 管弦楽組曲第2番 ロ短調 Bwv1067 6メヌエット
7 管弦楽組曲第2番 ロ短調 Bwv1067 7バディネリ
8 交響曲第25番 ト短調 第1楽章 K.183
9 モルダウ~連作交響詩「わが祖国」より
10 歌劇「タンホイザー」序曲
11 交響曲第6番「悲愴」第3楽章
12 ラルゴ~交響曲第9番「新世界より」第2楽章
13 交響曲第5番「運命」第1楽章
14 ボレロ
15 トッカータとフーガ ニ短調 Bwv565
LYNX
佐藤麻美
小池智子
群律子
松崎麻衣子
著名な曲をフルートアンサンブルに編曲したものだ。交響曲などのオーケストラ曲、また、オルガン曲をアンサンブル向けに演奏している。バスフルートからピッコロまで持ち替えで吹いたところで僅か4声しか出ないアンサンブルではさぞかし辛いだろうと思いきや、これがなかなかに健闘しているのだ。いや、寧ろ和声が削ぎ落とされてシンプルになった分、旋律が明瞭に浮き立って良い方向へ向かっているとも言える。
BWV565はオルガン曲で2手2足のための曲。通常は同時発音で最大10声ほどで演奏される。それを僅か4声で弾くとどうなるのか? 実に興味深い。結論的に言うとかなりイケている。具体的にどうイケているのかは実際に聴いて欲しいところだが。
クラシックの入門編としてもお薦めで、BGMとしても秀逸だが、優しいフルートによる旋律を十分に堪能したいものだ。
(録音評)
オーマガトキ・レーベル(サイデラ・レコード)制作のSACDハイブリッド。この評はCDレイヤーでの試聴による。定位が素晴らしく、プレーヤーの息遣いとともにかなりリアルな捉え方だ。音質傾向は衒いなく地味なものだ。しかし、かなりの優秀録音といえる。欧州系とは香りが違うがこれはこれで清潔感が漂うまずまずのセンスだ。
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