Simply Anne-Sophie@Anne-Sophie Mutter |

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Simply Anne-Sophie
ヴィヴァルディ: 「四季」~「春」より第一楽章 トロンハイム・ソロイスツ
モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲 第3番より 第三楽章: ロンド LPO
同: ヴァイオリン協奏曲 第5番「トルコ風」より アダージョ LPO
ベートーヴェン: ロマンス 作品50 マズア/NYP
マスネ: タイスの瞑想曲 レヴァイン/VPO
クライスラー: 愛の悲しみ オーキス(Pf)
プレヴィン: ソング プレヴィン(Pf)
ブラームス: ハンガリー舞曲 第6番 オーキス(Pf)
ガーシュウィン: 「ポーギーとベス」より サマー・タイム プレヴィン(Pf)
サラサーテ: カルメン幻想曲 作品25 レヴァイン/VPO
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ムターのCDは殆ど持っていないので被ることはまずないだろうと思って封を切ったら、なんと以前に買った これ とモロカブリじゃないか?! でもま、いいや。タイスの瞑想曲、ベートーヴェンのロマンス、サマータイムなどが入っているからそれで良しとしよう。
初めて聴く曲も相変わらずのムター節で、巧いと言えば巧い、厚ぼったいと言えば厚ぼったいのだ。
(録音評)
改めて評を書く必要はないと思ったが、なんと、ムーツァルトに収録されている曲の調音がかなり違うのである。オリジナルもこちらも両方ともトーンマイスターはフェッテと記載されているが、このSimply~の方がエコーが少なめ、かつ低域の過度な脹らみを除去していてまるで違う演奏のようだ。ムーツァルトはちょっとワンワンいう変な音だったがこれは聴ける。オケの雰囲気もスタジオ録りとはすぐには分からない自然な配置で、オリジナルとは明らかに違う。
それと、カルメン幻想曲は明らかなリマスターだろう。キンキンする金属的で尖鋭な音質は影を潜め、まるで最新優秀録音のように歪なく高音質に生まれ変わっている。ゆったりとした中にもダイナミックな録音である。
ベスト盤は、単に寄せ集めをしているだけかと思ったら、実に芸の細かな調整を施しているのであった。
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