2007年 01月 30日
Shostakovich: Sym#4@Barshai WDR |

交響曲第4番ハ短調 作品43
謎めいた生い立ちの曲とされる。当時ソ連は独裁者スターリン率いる共産党が権勢を我がものにし、更なる体制固めのために諸方面の粛正を行おうとしていた時期と重なったらしい。芸術面でも粛正が行われたらしいがショスタコもそのスケープゴートの一人にされるところだったという。共産党中央紙プラウダがショスタコ作品の批判を掲載するなど風雲急を告げた時期の作曲だった。
大変に抽象的な旋律が後から後から追いかけるように溢れ出てきてなかなか落ち着いて聴いていられない苛々する曲想だ。いや曲想と言えるのかどうか・・。耳障りの良い動機と耳を劈くような不協和音とが短い小節で交錯し、合計三楽章からなるこの作品は最初から最後まで途切れることのない狂気のエネルギーを放散する。聴く側に要求されるエネルギーも相当なものだ。
あー、疲れた(^^ゞ
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by primex64
| 2007-01-30 11:00
| Symphony
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