2006年 12月 24日
Beethoven: Sym#9@Vänskä,Minnesota O |
今日、クリスマスイブが今年最後のCD試聴日記となる。日本の年末らしく第九で締めくくりたい。
実はこのCD/SACDハイブリッド盤は秋口に入手した。ジャケ買い、というかレーベル名と指揮者で買ってしまったもの。これは秋以来、何度も何度も聴いて来たものなのだが、なんとも論評のしようがなくて放置してきた。
ということで手短に行きたい。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1231712
LUDWIG VAN BEETHOVEN (1717 – 1827)
Symphony No. 9 in D minor, ‘Choral’, Op. 125
Helena Juntunen (soprano)
Katarina Karnéus (mezzo-soprano)
Daniel Norman (tenor)
Neal Davies (bass-baritone)
Minnesota Chorale, Minnesota Orchestra / Osmo Vänskä
色々な第九を聴いてきたが、これは常識とか第九の概念を壊す解釈である。ヴァンスカはシベリウスに特異な出来映えを発揮する指揮者で何度か聴いたことがあるが、この第九はなんというか、今までこんなのは聴いたことがない。
1~3楽章もポップでただならぬものを感じるのだが、とにかく4楽章に入った途端、それも進むに連れコーラスが入り、そしてマーチを挟んでフィナーレまで、息継ぐ暇もなくその特異性に引き込まれてしまうのだ。
オフ会の節にこれをお披露目したのだが、kadenzaさんは、ミッキーマウスが指揮棒を握って、ディズニーのアトラクションでジャンプしながら振っているような第九だとおっしゃった。言い得て妙かも知れない。それだけポップで楽しく屈託がないのである。そう・・、合唱部に関しては大編成のゴスペルを思い描いていただければ、その出来映えと進行がどのようなものであるか想像が容易かも知れない。
眉をひそめ、眉間に皺を寄せながら暗澹たる風情で厳かに聴く第九ではない。従来のどの指揮者も、こと第九に関しては格式張った構築美を競ってきた。しかしヴァンスカ・ミネソタのこの録音はそういった伝統を打ち破る画期的な演奏と言って良い。
(録音評)
BISレーベルのCD/SACDの5.1chハイブリッド盤。録音は今年の一月、ミネアポリスのオーケストラホール。試聴はCDレイヤーと2chのSACDレイヤーで行った。
音質はどちらのレイヤーも透明で広大な音場に支えられ、極上と言って良い。間違いなくDSDレコーディングで録られた盤であり、フワリとした曲面で包み込む風合いは特徴的だ。
演奏と解釈の特異さを許容出来るならばオーディオ的には理想的な音楽ソースだ。
1日1回、ポチっとクリック ! お願いします。
実はこのCD/SACDハイブリッド盤は秋口に入手した。ジャケ買い、というかレーベル名と指揮者で買ってしまったもの。これは秋以来、何度も何度も聴いて来たものなのだが、なんとも論評のしようがなくて放置してきた。
ということで手短に行きたい。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1231712
LUDWIG VAN BEETHOVEN (1717 – 1827)
Symphony No. 9 in D minor, ‘Choral’, Op. 125
Helena Juntunen (soprano)
Katarina Karnéus (mezzo-soprano)
Daniel Norman (tenor)
Neal Davies (bass-baritone)
Minnesota Chorale, Minnesota Orchestra / Osmo Vänskä
色々な第九を聴いてきたが、これは常識とか第九の概念を壊す解釈である。ヴァンスカはシベリウスに特異な出来映えを発揮する指揮者で何度か聴いたことがあるが、この第九はなんというか、今までこんなのは聴いたことがない。
1~3楽章もポップでただならぬものを感じるのだが、とにかく4楽章に入った途端、それも進むに連れコーラスが入り、そしてマーチを挟んでフィナーレまで、息継ぐ暇もなくその特異性に引き込まれてしまうのだ。
オフ会の節にこれをお披露目したのだが、kadenzaさんは、ミッキーマウスが指揮棒を握って、ディズニーのアトラクションでジャンプしながら振っているような第九だとおっしゃった。言い得て妙かも知れない。それだけポップで楽しく屈託がないのである。そう・・、合唱部に関しては大編成のゴスペルを思い描いていただければ、その出来映えと進行がどのようなものであるか想像が容易かも知れない。
眉をひそめ、眉間に皺を寄せながら暗澹たる風情で厳かに聴く第九ではない。従来のどの指揮者も、こと第九に関しては格式張った構築美を競ってきた。しかしヴァンスカ・ミネソタのこの録音はそういった伝統を打ち破る画期的な演奏と言って良い。
(録音評)
BISレーベルのCD/SACDの5.1chハイブリッド盤。録音は今年の一月、ミネアポリスのオーケストラホール。試聴はCDレイヤーと2chのSACDレイヤーで行った。
音質はどちらのレイヤーも透明で広大な音場に支えられ、極上と言って良い。間違いなくDSDレコーディングで録られた盤であり、フワリとした曲面で包み込む風合いは特徴的だ。
演奏と解釈の特異さを許容出来るならばオーディオ的には理想的な音楽ソースだ。
1日1回、ポチっとクリック ! お願いします。
by primex64
| 2006-12-24 23:19
| Symphony
|
Trackback
|
Comments(2)
Commented
by
tear_drop_0617 at 2007-11-14 18:16
こんばんは♪
どこにコメントすればよいか迷いましたが・・・(笑)
とりあえず足跡残します☆(//▽//)☆
リンクいただいて帰ります。
カッコイイですね・・・こういうブログ、合ってますよ!!
コツコツ・・・のんびり更新していってくださいね。
楽しませていただきます(〃∇〃)
どこにコメントすればよいか迷いましたが・・・(笑)
とりあえず足跡残します☆(//▽//)☆
リンクいただいて帰ります。
カッコイイですね・・・こういうブログ、合ってますよ!!
コツコツ・・・のんびり更新していってくださいね。
楽しませていただきます(〃∇〃)
0
Commented
by
primex64 at 2007-11-14 21:32
miiさん、お忙しいのにわざわざコメント下さりありがとうございます。のんびりと行きますので、こちらでも宜しくお願い致します。またちょくちょくお伺い致します。