CS7.2 一周年 |
到着当時フックアップしたアンプはJeff Rowland Model Oneだった。今から考えれば何とも腰の弱い音ながら雄大な超低域は素晴らしく、以前に使っていたCS1.6とのスケール差に唖然としたものだった。
しかし、予測していたこととは言え、音量をちょっと上げるとクリップするのは如何ともし難く、アンプは大出力のものに換えようとこの時点で即断した。そしてある種の博打であったが、かねてから物色していたJeff501と同一エンジンを積んだ、Acoustic Reality社のeAR1001モノブロックを発注したのであった。Peter ThomsenはすぐにThank you Mailを送ってきたが、その中で彼は私がどこでeARを知り何故にこれを選択したのか訝しがっていた。
新品同様のCS7.2は最初は前オーナーの癖が付いていて、ヴァイオリンがフォークギター、チェロが電気ギターに聞こえた(誇張ではない)。一週間のバーンインで数々のクラシック定番を掛け、それなりに楽器の音色は忠実度を取り戻していった。
しかし、クリップが気になってなかなか音量を上げることが出来ない。さりとて小音量では分解能が悪くてCDに刻まれた音楽の細部を十分にえぐり出すことが出来ない。まだ見ぬeARへの渇望だけが日に日に増していっていた。
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