2006年 07月 17日
プチオフ@P邸 |
マチネー終了後、平塚のP邸まで改造SCD-1の試聴のため向かう。
私の希望を聞いて下さり、ターゲットのSCD-1、私が十数年常用しているDP-70V、リファレンスのTASCAM+Elgar+、そしてDCD-3500RGがスタンバイされていた。
実はDP-70Vはかなり古い機種なので店頭試聴などではElgarその他と比較試聴をしたことはなかったのでその距離感を掴むには適した機会と言うことで少々期待していた。
早速改造SCD-1を聴かせてもらう。試聴盤はフィリップス「謝肉祭」の冒頭~5トラック目あたりまで。前列の弦楽器群およびネルソン・フレイレの左側ピアノ、マルタ・アルゲリッチの右側ピアノが重層的に織りなされる音質チェックに適したパートである。
ん? どうも音場の深さ方向への展開が浅く、アルゲリッチのピアノが1mくらい前へせり出してしまい、マイスキーのチェロと発音源が重なってしまう気がして、同じパートをDP-70Vで掛けてもらった。予測通りアルゲリッチのピアノは奥へ下がり正常定位となる。うーん・・・。
IV変換のOPアンプはNJM5532DDだそうで、DP-70Vに搭載のNJM5532DGは市販されていないらしいが~DDは型番からしてこれに一番近いということのようだった。音色傾向はほぼ同じでありDP-70Vとそっくりだが、音場創成はかなり違う。アキュフェーズ専用OPアンプは何かが違うのだ。
そこでPさんはOPアンプをNJM2114DDに交換された。音場展開が深々と奥へ伸び、距離感は正常だが、何だか音が細くてキャン付く感じで、美音といえば美音。だが、芯が見えずちょっと力がない感じ。ピアノがスタインウェイからカワイになった感じでヴィオラがヴァイオリン、チェロがヴィオラになったような錯覚を覚える。因みにこのOPアンプは最新のアキュフェーズ製品に搭載されているんだそうで、確かにそっくりな音だった。
次にPさんはOPアンプをNE5532APというのに換えられた。これは結構行ける。DP-70VともElgar+とも音質傾向、音場創成ともに優劣付けがたい程の音質であり、かつ艶消しというか輝きや香りを全て消し去った業務機のような質実剛健サウンドである。これは好感度が高い。また、これを主軸に他の機器を聴くと ELgar+は一級の芳香を放つし、DP-70Vは仄かな甘みが乗っているし、3500RGはこれまた美音系で聴きやすい音楽性を備えていることが分かる。
事件はこれを掛けた時に起きた。これは廃盤なのだが、一応、中古で入手出来るかも知れないのでヤフーの参照先を書いておく。http://musicfinder.yahoo.co.jp/shop/c/10/poca2067 番号はアルヒーフ ARCHIV POCA-2067
症状はPさんの日記に詳しく書いてあるので割愛するが、とにかく焦った。これは撃沈用にと持ち込んだ訳ではなく、ここのところの日記で取り上げている発掘・廃盤シリーズをそのままテーブルから鷲掴みで持ってきただけのCDであった。
後日談についてはPさん日記を楽しみにしたいと思う。
今回感じたことをつらつらと・・。
IV変換のオペアンプがCDPの音質の大部分を決定してしまう。音色だけでなく音場展開に与えるその影響は大きく目を見張るばかり。これに気付いて試行錯誤されているPさんの努力が実を結びつつあるのは事実で、これはエポックメーキングな事である。この辺の注意深いチューニングが成功すれば現代ハイエンドDACにわざわざ高額投資する意義は薄れてしまうだろう。
私が常用しているDP-70VはElgar+など並み居る現代ハイエンドDACとの比較に於いて、あからさまに劣るということはなく、逆にかなりの健闘ぶりであった。これはある意味予測を裏切られて驚きであった。
実はElgar+が全てのジャンルに於いて完全に70Vを凌駕してくれることを期待していた。何故ならDP-70VをdCS製品にリプレースする確固たる理由が自分自身の中に納得ずくで醸成出来るから。しかし、あの僅かなプレゼンス向上(というか好みの領域かも知れない)に高額投資する意義を改めて考えさせられる結果となった。Pさんからも「DP-70Vは手許に置いておくべき機械ですよ」などと言われてしまった。
誰も背中を押してくれない・・・\(+_<)/
SCD-1は、既に最終段階にまで来ているということが実感出来たし、更に着実に進歩するであろう事が確信できた。これであの症状が完全に解明され、あの艶消しHiFiサウンドが手に入ることが恒久的に保障されるならSCD-1の個体を探し出して改造をお願いすべきである。そうすればあの音質でCDもSACDも安心して聴くことができる。しかもdCS製品は必要ない。
実りの多いプチオフであった。Pさん、遅くまでお付き合い有り難うございました。
私の希望を聞いて下さり、ターゲットのSCD-1、私が十数年常用しているDP-70V、リファレンスのTASCAM+Elgar+、そしてDCD-3500RGがスタンバイされていた。
実はDP-70Vはかなり古い機種なので店頭試聴などではElgarその他と比較試聴をしたことはなかったのでその距離感を掴むには適した機会と言うことで少々期待していた。
早速改造SCD-1を聴かせてもらう。試聴盤はフィリップス「謝肉祭」の冒頭~5トラック目あたりまで。前列の弦楽器群およびネルソン・フレイレの左側ピアノ、マルタ・アルゲリッチの右側ピアノが重層的に織りなされる音質チェックに適したパートである。
ん? どうも音場の深さ方向への展開が浅く、アルゲリッチのピアノが1mくらい前へせり出してしまい、マイスキーのチェロと発音源が重なってしまう気がして、同じパートをDP-70Vで掛けてもらった。予測通りアルゲリッチのピアノは奥へ下がり正常定位となる。うーん・・・。
IV変換のOPアンプはNJM5532DDだそうで、DP-70Vに搭載のNJM5532DGは市販されていないらしいが~DDは型番からしてこれに一番近いということのようだった。音色傾向はほぼ同じでありDP-70Vとそっくりだが、音場創成はかなり違う。アキュフェーズ専用OPアンプは何かが違うのだ。
そこでPさんはOPアンプをNJM2114DDに交換された。音場展開が深々と奥へ伸び、距離感は正常だが、何だか音が細くてキャン付く感じで、美音といえば美音。だが、芯が見えずちょっと力がない感じ。ピアノがスタインウェイからカワイになった感じでヴィオラがヴァイオリン、チェロがヴィオラになったような錯覚を覚える。因みにこのOPアンプは最新のアキュフェーズ製品に搭載されているんだそうで、確かにそっくりな音だった。
次にPさんはOPアンプをNE5532APというのに換えられた。これは結構行ける。DP-70VともElgar+とも音質傾向、音場創成ともに優劣付けがたい程の音質であり、かつ艶消しというか輝きや香りを全て消し去った業務機のような質実剛健サウンドである。これは好感度が高い。また、これを主軸に他の機器を聴くと ELgar+は一級の芳香を放つし、DP-70Vは仄かな甘みが乗っているし、3500RGはこれまた美音系で聴きやすい音楽性を備えていることが分かる。
事件はこれを掛けた時に起きた。これは廃盤なのだが、一応、中古で入手出来るかも知れないのでヤフーの参照先を書いておく。http://musicfinder.yahoo.co.jp/shop/c/10/poca2067 番号はアルヒーフ ARCHIV POCA-2067
症状はPさんの日記に詳しく書いてあるので割愛するが、とにかく焦った。これは撃沈用にと持ち込んだ訳ではなく、ここのところの日記で取り上げている発掘・廃盤シリーズをそのままテーブルから鷲掴みで持ってきただけのCDであった。
後日談についてはPさん日記を楽しみにしたいと思う。
今回感じたことをつらつらと・・。
IV変換のオペアンプがCDPの音質の大部分を決定してしまう。音色だけでなく音場展開に与えるその影響は大きく目を見張るばかり。これに気付いて試行錯誤されているPさんの努力が実を結びつつあるのは事実で、これはエポックメーキングな事である。この辺の注意深いチューニングが成功すれば現代ハイエンドDACにわざわざ高額投資する意義は薄れてしまうだろう。
私が常用しているDP-70VはElgar+など並み居る現代ハイエンドDACとの比較に於いて、あからさまに劣るということはなく、逆にかなりの健闘ぶりであった。これはある意味予測を裏切られて驚きであった。
実はElgar+が全てのジャンルに於いて完全に70Vを凌駕してくれることを期待していた。何故ならDP-70VをdCS製品にリプレースする確固たる理由が自分自身の中に納得ずくで醸成出来るから。しかし、あの僅かなプレゼンス向上(というか好みの領域かも知れない)に高額投資する意義を改めて考えさせられる結果となった。Pさんからも「DP-70Vは手許に置いておくべき機械ですよ」などと言われてしまった。
誰も背中を押してくれない・・・\(+_<)/
SCD-1は、既に最終段階にまで来ているということが実感出来たし、更に着実に進歩するであろう事が確信できた。これであの症状が完全に解明され、あの艶消しHiFiサウンドが手に入ることが恒久的に保障されるならSCD-1の個体を探し出して改造をお願いすべきである。そうすればあの音質でCDもSACDも安心して聴くことができる。しかもdCS製品は必要ない。
実りの多いプチオフであった。Pさん、遅くまでお付き合い有り難うございました。
by primex64
| 2006-07-17 17:40
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