J.S.Bach: Prelude and Fugue BWV532@Walcha |
バッハのオルガン曲といえば荘厳なニ短調のトッカータとフーガBWV565が余りに有名だ。が、今日はこれ・・・
プレリュードとフーガ・ニ長調BWV532
高名なバッハ研究権威が書いた説明文は余りに長大なので要約してみよう。
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前奏曲はファンファーレ調のペダル音階で始まるが、これは当時は稀で、この種のパッセージはN.ブルーンスの「前奏曲とフーガ ト短調」に見られる程度。続くペダルのFisによるオルゲルプンクト上にロ短調の情熱的な旋律が表れ、再びニ長調のパッセージからアラ・ブレーヴェに続く。コレルリを想起させる南方的な明朗さ、平静さを持つ進行が2重ペダルのレチタティーボ風終結部によってフーガに繋がる。このフーガはバッハが調律上探求したとされるシャープ調での転調が見られ、ニ長調からロ短調へ、更には当時ではまず用いられなかった嬰へ短調、嬰ハ短調にまで達する。またホ長調からニ長調への復帰にイ長調を経由する。燦然たるペダルのカデンツァがこの荘厳な曲の最後を飾る。
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うーん、上手く要約できない(;^_^A
この曲の前半は比較的ゆったりしたテンポの壮麗で深刻な前奏曲だがフーガに入ると一転してテンポ良く輪奏が重ねられる。この駆け抜ける爽快感が大変に心地よい曲なのだがオルガン曲としては最高難度なんだそうだ。勿論、譜面は見たことはない。
誰の演奏が良いか・・。求道的なカール・リヒター、鋭角的なマリー・クレール・アラン・・・、やっぱり瞑想的なヘルムート・バルヒャにしよう。と思ってサーチエンジンで調べたが全く探せない。恐らく再編によりユニバーサル・クラシックに移ってしまったのかも知れない。なお手許にあるのはアルヒーフの古いCDである。
うーん、CDが探せないからMIDIでも載せようと思ったがダメみたい・・・。