日曜ランチの様子から。
まずは生ビール
この日は元町商店街までお買い物。JR石川町駅で降りて向かったが、途中この店の前に季節限定商品のポスターが掲示してあり、それに食指が動かされた。

肴二品
ここ坂内は一昨年11月以来と、実に2年ちょっとぶりだった。

生ビールのアテで、まずはねぎ皿。長葱を千切りにして、胡麻油、醤油ダレ、辣油などで軽く味を付けた一品。白胡麻も別途かかっていて、ぱりぱり、ぷちぷち食感が面白いし胡麻風味とピリ辛で生ビールがぐいぐい入って行く。

次は餃子。これはオーソドックスな作りだが安定と信頼の味だ。刻み野菜と挽肉をバランスよく混ぜた餡は、どちらかというと昭和の町中華の風情だ。かりかりの皮に酢醤油と辣油を浸して齧れば、旨味の強い餡から汁が滴る。むろん、くいっとビールをやれば至福だ。



青唐焦がしごまみそラーメン
二人ともこの季節の限定をオーダーした。

坂内の象徴的なラーメンと言えば青唐辛子を使った辛い麺で、定番のレギュラーには青唐葱塩というのがある。しかし今回のこの季節限定品は、なんと味噌と焦がし胡麻のコラボだ。

スープ・ベースは前述の通り白っぽい田舎味噌のようで、ここに焦がした胡麻を練り込んでペースト化し、更に特製の香味辣油を浮かべている。塩味は薄目で、味噌の味、香りも決して強くはないが重厚感のある深い味わい、旨味が良い。但し、青唐が効いているのでかなり辛い。

付け合わせは長葱、玉葱、人参、刻んで炙った青唐、もやし、韮などの薬味野菜、クラッシュ・ナッツ、それと坂内オリジナルで店内調理のトロ旨チャーシューがたっぷり入る。

麺は喜多方の典型である中太の縮れ麺で、もちもち、ちゅるちゅる食感が特徴。この麺を手繰ると薬味やチャーシュー、粉砕したこりこり食感のナッツ、そして濃密にして重厚かつ穏健な焦がし胡麻味噌味のスープが絡みついてくる。とにかく旨味が複合的で、一気に押し寄せる深い滋味に対し味覚中枢が追い付かないのだ。


このラーメンは従来からの味噌ラーメンの固定観念、既成概念を打ち砕くほど鮮烈で斬新な内容となっており、稀に見る新機軸、いや、ニューウェーブ味噌ラーメンといえようか。それくらい驚いた。むろんスープも一滴たりとも残さず完食。至福だ。

お店データ

喜多方ラーメン 坂内 石川町店
横浜市中区石川町1-9 Y2ビル
電話:045-651-7465
営業:11:00~23:00(日祝は~22:00)
定休:無休
最寄:JR石川町1分
みなとみらい線元町・中華街8分
クラシック版:今日は何の日?
12月22日は、ドビュッシー:
牧神の午後への前奏曲の初演の日。
※1894年12月22日、パリの国民音楽協会、ギュスターヴ・ドレ指揮により初演
※MusicArenaでは膨大な数の録音を取り上げているため、ほんの一部だけ紹介

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