自家製麺 SHIN(新)@反町 |
まずはビール
SHINは夜営業を再開したが、来客が昼夜に均等に分散したためか、ランチタイムの行列も短くなった。店側は営業時間が伸びて大変だが我々は待ち時間が短くなって非常に助かるのだ。
肴一品
ビールのお供はお馴染みの自家製ローストビーフ。
自家製ローストビーフは従前よりも肉質が上がっており驚きの美味しさ。これは憶測だが、為替の関係で輸入牛肉から和牛に切り替わったのではないか。脂のサシが微細になって旨味も増しており極上のローストビーフに仕上がっている。
アゴだし担担麺
今回の限定は自称・担担麺評論家である家内が見逃すことのできない一品だ。
途中、豆腐を使った冷麺版である2019年・クリーミィ冷やし担担麺、更には具材を別添提供とした2021年・特製担担麺と、着実に進化を遂げてきたわけだ。今回のこのバージョンでは明確に「アゴだし」を標榜し、凛とした純粋魚介出汁の担担麺に仕上げており、基本は魚辛担担麺で確立された安定と信頼のレシピを踏襲。
滋味深い常用アゴ出汁スープに鄙びた干し海老、揚げカシューナッツの芳香とこりこり食感が秀逸。そして非常に旨味の強い肉味噌から浸み出したエキスが丼全体、また硬めのパッツン麺に浸潤しまくる。SHIN特製の辣油はピリリとした芯が強めの辛味が実に心地よいし、多量の花椒から来る痺れも良い。旨い。完璧。
半ライス ▶ アゴだし担担雑炊
麺が尽きたら無論こうだ。極上のアゴ出汁担担スープは麺と合わせたときに威力を最大限発揮するのは当然だが、これがご飯と合わさると小麦の香りとは違った風情があり、すなわちより純粋にスープの実力が判るのである。要は、痺辛旨=シビ・カラ・ウマ=が強調される格好なのだ。わしわし無心に掻き込む。気が付いたら完食。
お店データ
自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8
電話:045-548-3973
営業:11:30~15:00、19:00~21:00(変動あり)
※日曜は昼営業のみ
定休:月・火(祝日でも休業)
最寄:東急東横線 反町4分
※感染症対策のアルコール消毒は万全
※カウンター席には仕切りあり
クラシック版:今日は何の日?
10月8日は、シェルイ・ティボールの忌日。
シェルイ・ティボール( Serly Tibor, 1901年11月25日 - 1978年10月8日)は、ハンガリーの作曲家、ヴァイオリニスト、ヴィオリスト。
ロションツ(現在のスロバキアのルチェネツ)出身。リスト・フェレンツ音楽大学でコダーイ・ゾルターンとバルトーク・ベーラに作曲を、ヴェイネル・レオーに管弦楽法を師事した。バルトークを敬愛していて、助手として作品のオーケストレーションを手伝うなど多大な尽力をし、高く評価されている。バルトークのヴィオラ協奏曲をスケッチの段階から演奏可能な状態にする補筆作業を行ったのもシェルイである。
ヴィオラ奏者として1937年にNBC交響楽団のメンバーに選ばれたが、作曲に専念するために1シーズンで辞めている。その後、ニューヨークのマンハッタン音楽学校で作曲の教授を務めた。弟子には作曲家のジェリー・ビリクやジャズ作曲家のマニー・アルバムがいる。またデンマーク放送管弦楽団の指揮者も務めた。
1945年9月26日にバルトークが没すると完成寸前のピアノ協奏曲第3番、スケッチのみのヴィオラ協奏曲が遺されるが、シェルイは補筆し完成させた。1978年、ロンドンで死去。
(Wikiより)(再掲)
※MusicArenaではシェルイ・ティボールの作品は取り上げていないが、彼が補筆したバルトークの遺作を掲載している。