Nikon Z 30 #3 |
歴代カメラによる画像比較
カメラメーカーのWebサイトには作画例というのがあって、それに倣う格好で画像比較してみた。題材にしたのは以下に示すガラス器のサンドブラスト作品で、家内が一昨年あたりに制作したもの。その器の内側、すなわちサンドブラスト処理されていない内面は、外面から透過して漏れ出る光だけで形成される模様となるため、軟調でコントラストが低く、従って撮影条件としてはかなりハードルが高い。
付記した撮影データは画像をアップロードしたソフトウェア(Nikon NX Studio)に記録されたものを縮約して掲載。なお、それぞれの機種のレンズ諸元、センサーサイズ(撮像素子の寸法、pix数、dpi値)などの光学的特性は大きく異なり、また手持ち撮影であったことから必ずしも同等条件の画像にはなっていない。端的なのは得られる写真のアスペクト比=縦横比=であり、FXフォーマットのD3、DXフォーマットのZ 30は3:2であるのに対し、P340は4:3と、横組みで撮った絵の縦方向の寸法が長くなっている。
また、原画をBlogページにアップロードした時点で自動的に高圧縮処理されるため、これらの表示画像は添付データ通りの画素数/解像度、また厳密な縦横比は保持していないことを申し添えておく。

Nikon Coolpix P340
モデル名:Nikon COOLPIX P340
画像サイズ:4000 x 3000、画質モード:NRW (RAW)
焦点距離:5.1mm、フォーカスモード:AF-S、手ブレ補正:ON (ACTIVE)
絞り値:f/5.6、シャッタースピード:1/20秒、露出モード:絞り優先オート
露出補正:+0.7段、測光モード:マルチパターン測光
ISO感度設定:オート (ISO 400)
ファイル:DSCN1349.NRW、作成日:2022/08/14 12:10:46、ファイルサイズ:20.0 MB


Nikon D3
モデル名:Nikon D3、レンズ:NIKKOR 28-105mm f/3.5-4.5D
画像サイズ:L (4256 x 2832),FX、画質モード:ロスレス圧縮RAW (14-bit)
焦点距離:70mm、フォーカスモード:AF-S、手ブレ補正:-(なし)
絞り値:f/16、シャッタースピード:1/60秒、露出モード:絞り優先オート
露出補正:+0.3段、測光モード:マルチパターン測光
ISO感度設定:オート (ISO 6400)
ファイル:DSC_8511.NEF、作成日:2022/08/14 12:23:52、ファイルサイズ:15.3 MB


Nikon Z 30
モデル名:Nikon Z 30、レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
画像サイズ:L (5568 x 3712),DX、画質モード:ロスレス圧縮RAW (14-bit)
焦点距離:25mm、フォーカスモード:AF-S、手ブレ補正:ON (ノーマル)
絞り値:f/25、シャッタースピード:1/40秒(オート)、露出モード:絞り優先オート
露出補正:+1.0段、測光モード:マルチパターン測光
ISO感度設定:オート (ISO 11400)
ファイル:DSC_0372.NEF、作成日:2022/08/14 12:13:19、ファイルサイズ:29.8 MB


クラシック版:今日は何の日?
8月16日は、ピエルネ生誕の日。

しかし生前のピエルネは何よりも指揮者として有名であり、また後世への影響という点でも、指揮者ピエルネが果たした役割は大きい。1903年にコンセール・コロンヌの副指揮者となり、1910年から1934年まで同楽団の首席指揮者を務めたピエルネは、師であるフランクをはじめ、同時代のフランス音楽を積極的に演奏して紹介した。
マスネとフランクから受け継いだ、古典的で確かな作曲技法と、指揮者としての活動から学んだ当時のパリ最先端の管弦楽法は、ピエルネ自身の作品にも結実しており、今後もっと評価・演奏されてもよい作曲家の代表格である。ピアノ作品は、彼の作曲活動期間(1880-1936)の初期に多い。
(PTNA=安川智子=より)(再掲)

