日曜の午後の様子から。
※昨日の仮版を補筆
東京タワーの目の前で
日曜は長女夫婦の披露宴が都内のこちらの式場で挙行された。

世相としては衆知の通り疫学的リスクが高い状況が長く続き、彼らが当初に想定していた時期からは約二年半も延滞したこととなる。当然だが、然るべき手続を経て入籍に至り、豊洲の地で新たな生活をスタートさせて既に数年が経過した。先月には大手私鉄系不動産が建てた新築タワマンへの転居も無事に済ませている。
Les Aperitifs
東京タワーを目の前にするロケーションにあるこちらは元々は老舗のレストランだったが、数年前にある企業グループが買い取ってブライダル専業としてリニューアル、ちょっと拘りのある式場として人気だという。建物内にあるチャペルからは天窓越しに聳え立つ東京タワーが眺望できる。ということで、プライベートな絵は一切出せない代わりにフルコースの様子をあらためて載せる。

まずはこの式場オリジナルのシャンパンがアペリティフとしてサーブ。主賓の挨拶と乾杯の音頭の後に一口、二口。とても美味しい発泡酒だがやはり甘い。むろん、まずはビールで仕切り直し。

Entrée
この式場ではJapanese Cuisine(ジャパニーズ・キュイジーヌ)を標榜し食材にこだわった美味しい料理を自慢にしている。
メニューによれば日本食材は使っているが、料理の様式としては厳然たるフレンチで、いわば和洋折衷、いや日仏折衷のクロスオーバーと言えようか。まずはアントレ(前菜類)がサーブされる。要するにサラダと冷製スープ。
▼静岡産 紅富士サーモンと帆立 彩り夏野菜のサラダ仕立て
~ バルサミコソースとレモンヴィネグレット





▼ヴィシソワーズ 天使海老とコンソメジュレを浮かべて



サーモンは癖がなくて驚くほど柔らかい。そして仄かな甘みが凄く良い具合で市中で味わえる鮭の身としては最上級だろう。これは、北海道産の旬の鮭児(けいじ)、時鮭(ときしらず)を想起させられる味だ。ヴィシソワーズはさすがに完璧にピュレしてあって極めて滑らかで天にも昇る心地。そして天使と冠する海老はボイルしてあるが活海老のような舌触り、潮臭さ。
Plat principal
プラ・プランシパル、つまりメインディッシュがこれらとなる。なお、イタリアンではプリモ(ピアット)、セコンド(ピアット)と区分するがフレンチの場合は連続的に供される。
▼高知産真鯛のソテー フレッシュトマトと京都白味噌のブールブランソース



▼ニュージーランド産 オーシャンビーフ・サーロインの網焼き 粒マスタードソース





真鯛は身がほろほろだが芯が硬く噛み応えする。ナイフを入れると汁が滴るが切身を口に含むとむっちり舌に絡む。これは非常に良い魚体だ。NZ産という牛肉は隣国のオージーを連想すると全くの別物。和牛に近い旨味と甘みを湛え、かつ脂が諄くなくさらりしている。和牛だとA3~4等級くらい。付け合わせはカットした山芋ソテーと茗荷で、これはまさしく和洋折衷。
Dessert
デザートはこちら。
▼白胡麻のブラン・マンジェ 黒蜜ソース オレンジとマンゴーと共に



左側がブラン・マンジェで、非常に複雑な味。甘さは抑制気味で黒蜜とマンゴーの甘味、そしてオレンジの酸味が心地よくバランス。これまた和食材を巧妙に生かしたデザートで、パティスリーの名店でもここまでの味はなかなか出せないだろう。実は右側は彼ら二人が入刀したウェディング・ケーキを切り分けたお裾分け。親としては特別に甘く美味しく感じたケーキだった。
お店データ

The Place of Tokyo
東京都港区芝公園3-5-4電話:03-5733-6788
営業:9:00~20:00
定休:原則無休(但し年末年始休業あり=要照会)
最寄:都営大江戸線赤羽橋5分、三田線御成門6分、
メトロ日比谷線神谷町7分
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