土曜のランチの様子から。
まずはビール
SHINの春の恒例、桃台湾の時期がやって来た。家内も私も楽しみにしている逸品だ。
なお、以下は昨年バージョンの桃台湾の様子。
肴一品
ビールのお供には、これまた定番の絶品ローストビーフ。店主いわく、牛肉の価格高騰が顕著であり、今後は値上げ、もしくは提供中止とせざるを得ないかも、とのことで、こういった酒肴にまで影響が及んでいる。
桃台湾まぜそば
今年度バージョンの桃台湾がサーブされた。レシピは基本的には従前から変わらないようだが桃の産地が変更となった。
具材は上掲写真の順に、郫県(ピーシェン)豆板醤で練った肉味噌と卵黄、以下、丼を反時計回りで、長葱の微塵切り、桃ペーストは今年はフランス産のホワイトピーチ+ブラッドピーチ、有明産の角海苔、韮、粗挽き唐辛子、鰹節粉末および刻み葫となる。具に隠れている硬茹ででモチモチの極太自家製麺を引きずり出し、ぐずぐず入念に混ぜ返すこと暫し。
この商品における桃ペーストは、単に甘味を足すための具材ではない。肉味噌の郫県豆板醤の辛味と滋味、タレの横浜醤油、鰹出汁と香味油、それから添え付けの唐辛子、鰹節粉、韮や葱、葫、そして海苔などの芳香と風味といった多種多様で個性的な食材たちは、ややもすればバラバラに離反しかねない。桃ペーストはこれらの個性を有機的に結合する役目を果たしている。
即ちこの商品の味を一つのまとまりとして一体的に提示するという、いわばモデレーターの機能を果たしているのだ。理屈はどうあれ、これは言語を絶する超絶美味で、市中では類例を見ない孤高の味。付け加えておくが、完全無化調、高加工度食材も不使用、そして100%自家製麺というSHINならではの拘りからか食後の胃もたれ等は皆無、いや寧ろ胃腸が快調になる。
ミニ追い飯
桃台湾にはあらかじめ一口分のご飯が組み込まれている。要するに麺が終わった丼を差し出し、ご飯を入れてもらってから残った肉味噌などで混ぜていただく趣向だ。すなわち二度目の超絶美味。詳述は割愛するが味は写真から想像できるだろう。
スープ割り ▶雑炊
ご飯が半分程度になったら丼を再びカウンタに差し出す。
街の台湾混ぜそば屋では追い飯を出す店はあるが、熱々の鰹一番出汁を注いでくれる店はそうそうないだろう。つまり三度目の超絶美味。ノックアウト寸前の放心状態に陥る。普段は麺だけで終える家内だが珍しく追い飯をいただき、更にはスープ割りまで頼んだ。雑炊を食べる私に倣って試してみた由、結果は推して知るべし。なお、桃台湾はあと2~3週間は継続するそうだ。
お店データ
自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8 電話:045-548-3973
営業:11:30~15:00(夜営業は当面休止)
定休:月・火・水(祝日でも休業)
最寄:東急東横線 反町4分
※感染症対策のアルコール消毒は万全
カウンター席には仕切りあり
今日の一曲
Classics For Pleasureプレゼンツ(EMIの英国ローカル廉価版シリーズ)の一枚。CFPシリーズのこのEMI盤は、実はナタリー・クラインの初録音CD。このCFPデビュー時点で、ナタリーは既にコンサート・チェリストとしてかなりの地歩を築いていた。27歳というからCDデビューとしては遅い方だ。しかも大手EMIのマイナー・ローカルということであって恵まれたデビューではなかったのであろう。このCDは期せずしてある程度のセールスを記録し、EMIの制作側は本家EMIでデビューさせることとしたわけだ。
(MusicArena 2012/1/15)
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