金曜のランチの様子から。
まずはノンアル・ビール
この日は夏季休暇。朝食をとってから家内を送り出したあと植木の剪定をしようと思っていたら激烈な雷雨になり、その間はずっと家の中のことをしていた。

鴨せいろ ご飯セット
午後から買い物、その他の用事が多々あり出掛けたので、駅前で急ぎ気味に蕎麦にした。こちらでいただくのは久し振り。前回は5月、その前は正月明けだった。

鴨せいろと称する蕎麦は街中では一般的だが、ここのは一風変わっていて他では見かけない。蕎麦は北海道産の玄蕎麦を抜き実して挽ぐるみにした機械打ちの二八で、いたって普通の香りの良い蕎麦だ。だた、浸け汁が独特で、本枯節と合鴨からじっくり引いた出汁を片栗で餡かけにしてあるのだ。熱が封止されるため非常に熱くて最後まで冷めないし、締めた冷蕎麦が適度に暖まり口触りがとろとろで優しい。




ご飯セット ▶鴨雑炊
蕎麦が終わったら、無論こうする。







浸け汁はたっぷり目で提供されるため蕎麦が終わった後も相当量が余る。更に、温存しておいた合鴨の炙り切身、生姜の効いた鴨つくねをご飯に移し出汁をひたひたにする。ご飯にはあらかじめ葉三つ葉、刻み海苔、あられ、おろし山葵が載っていて、鴨の出汁との相性が抜群。ぐずぐずして頬張ればまさに至福。なおも残った出汁に濃い目の蕎麦湯を注いで〆る。
お店データ

そば香 妙蓮寺本店
横浜市港北区菊名1-3-8 コーポ静河1F電話:045-309-8546
営業:11:00~15:30、17:00~23:00
※時短要請のため営業時間は~20:00(LO:19:45)
定休:不定休
最寄:東横線 妙蓮寺1分
今日の一曲

naïveから、Gypsicと銘打ったアルバム。サラ・ネムタヌが録音した最初の異色作品集で、ラヴェルやエネスコと言った古典的傑作からバルカン風の放蕩で微妙なタッチの作品までを網羅。サラ・ネムタヌは現代を代表するVnソリストの一人であり、彼女のこれまでのキャリアは尊敬に値する華麗なものである。Vn独奏者としてのデビューはフランス国立管弦楽団との競演だった。その後は世界の名だたるオケとの競演を重ねて来て今日に至っている。
(MusicArena 2011/5/4)