うどん鉢@白楽 |
まずはノンアル・ビール
この日は生鮮品等の買い出し、焙煎をお願いしていたコーヒーの受け取りのみで、地元で過ごすことに。ドイツ産ヴェリタスブロイを2本頼む。自宅から程近いとはいえ炎天下を歩いてきたので冷えたノンアルは浸み渡る美味しさだ。
肴二品
ノンアルのアテは、骨せんべい、牡蠣フライ。
おまけ
ヴェリタスブロイが尽きてしまい追加したところ、何も言わないのに若大将が次々に皿を出してくる。もう誰も来ないので昼営業は閉めようと思っている由、食材は残しても仕方ないのでどうぞ、とのこと。じゃあ、ということで遠慮なくいただくことに。で、またまたノンアルを追加。写真の順に刺身、自家製ポテサラ、蛤(はまぐり)の天ぷら。どれももの凄く美味しいのだ。
鯖うどん
こちらは家内のオーダー。
これの主役は大振りの鯖ソテー。軽く粉をはたいて唐揚げした鯖フィレを野菜と一緒に三杯酢で南蛮漬けにして冷蔵庫で馴染ませたもの。鯖の脂が全体に回って甘味、旨味ともに鮮明、かつ実に深く優しい味わいなのだ。鯖は米粉饂飩に載せる前に、出汁を張った小鍋で茸、葱、葉野菜などと合わせて軽く煮付けている。鯖の柔らかい酸味はこの時期には爽やかで超美味だ。
冷 狐うどん+季節のご飯(茄子豚ゴーヤご飯)
こちらは私のオーダー。
狐うどん、蕎麦は一般には揚げが載る他は薬味程度だろうが、ここのは季節の野菜をさっと揚げた天ぷらもたっぷり載る。甘辛く煮含めた揚げは割と歯触りがしっかりしていて噛み締めると歯を押し返す程度の弾力があって、なおかつ出汁がとじんわり浸み出てくる。茄子、ピーマン、新じゃがの天ぷらとともに本枯節に浸し、米粉饂飩とともにいただくと実に至福なのだ。
季節のご飯 ▶ 狐・天ぷら丼
夏の風味の茄子、そしてゴーヤと豚挽肉を少量混ぜて炊いたご飯はそれ自体に味、風味があるが、更に一手間。揚げと天ぷらを少し温存しておいたのでトッピングしていただく。例によって二度美味しいのであった。
お店データ
うどん鉢
横浜市神奈川区白幡町2-5
電話:045-423-9555
営業:11:00~14:30、17:00~20:00(LO)
(金曜日は11:30頃開店)
※時短要請のため閉店時刻は要確認
定休:月曜、第2、第4火曜
最寄:東横線 白楽3分
今日の一曲
naiveからで、ドミンゴたちが歌って2008年に話題となったサルスエラの6枚組ボックスから抜粋して2枚組にしたもの。サルスエラはスペインの国民的な小規模オペラの総称で、元来は神話から題材をとるものも多く書かれたが(=バロック・サルスエラと呼ぶ)、18世紀頃からは色恋ものを含む民衆音楽的な作品(=ロマンティック・サルスエラ)も書かれるようになった。この盤に収録されているのは19~20世紀に巨匠とされる作家・・・最もポピュラーで著名な3人・・・エミリオ・アリエータ、トマス・ブレトン、アマデオ・ビベスにより書かれたサルスエラ作品だ。
(MusicArena 2011/4/24)