木曜のランチの様子。
まずはビール
今週の木・金は計年となった。

突き出し
計年とは計画年休の略で、半ば強制的に取らされる休暇。勤怠管理は民営化前となんら変わらず、過去二年間の繰越し、すなわち当年度を含め三年分の年休=理論値で最大60日が溜ることに。現在も前々年度の繰り越分しを消化中。ということで単独行動。ここは自宅から程近くテレワークが長く続いた時には頻繁に利用していた。今回は久し振りで、訪店は夏以来となる。

つけめん+味玉+小ごはん
到着は13時前で、対策のため間引かれたカウンタは満席。待ち椅子に腰掛けること暫し。店内を眺めていると勤め人風が多い。それはそうで、この日は平日。






先客は女性比率が高く、しかも常連のようで慣れた様子だ。そうこうするうち席があいて着席、ビールをいただく。その後さらに暫し経ってオーダー品が到着。従前と変わらず美味しそうな出で立ち。一点違うのは、前回はつけ麵もラーメンも手打ちの平打ち麺だったが、今回は角断面の極太手打ち麺に戻っていたこと。これこれ、これが食べたかったのである。

例によって繊維質がしっかりしたレアチャーシューととろとろ蕩けるバラチャーシューの二種、こりこり歯触りのメンマ、海苔、そしてオプションの味玉が乗った麺丼には食欲をそそられる。おもむろに麺を手繰る。そして淡麗な鶏ガラスープの椀に浸してから一気に啜る。鼻から優しく抜けて行く鶏本来のフレーバー、そして軽量な脂の甘味が堪らないのだ。

白河の特徴はちゅるちゅるした平打ちの麺にある。不規則にウェーブしたその麺がスープを掠め取ってはぐいぐいと持ち上げるのが美点なのだ。反してこの極太麺はさらさら系のスープには纏わりにくいと思われるが、あにはからんや、これがまたスープとの相性、また濡れ性が抜群であって、鶏スープの旨味を絡め取っていくのだ。これはたまらない・・。
小ごはん ▶ 雑炊
麺が終わったらリゾット・タイム、いや雑炊タイムである。


いつもは小ご飯の茶碗にスープを注いでいたが、面倒なので麺がなくなって、取り置いていた具材のみになった大きな丼にご飯を一気に投入、そして余ったスープを椀から適宜滴下する。ぐずぐず混ぜてからレンゲいただけば、これはいけない禁断の味である。ラーメン・つけ麵のあとのご飯はもう罪作りでいけない。美味しかった。また近いうちにいただけたら、と思う。
お店データ

手打ら~めん tic,tac(チックタック)
横浜市神奈川区大口通10-1電話:045-633-7765
営業:11:30~20:00(麺切れで閉店)
定休:月曜
最寄:JR横浜線大口4分、京急子安7分
今日の一曲

ハルモニア・ムンディから21世紀の作家によるVcコン三題。独奏チェロを弾くのは新進気鋭のケラス。ジャン=ギアン・ケラスと現代音楽、取り分けアンテルコンタンポラン時代にブーレーズから受けた影響と薫陶についてはWebに書いてある通りだが、彼は現代音楽だけではなく古典派からロマン派まで幅広いレパートリを持つ現代を代表する新進気鋭のチェリストと言えよう。
(MusicArena 2009/7/22)