ある風景：JR Yokohama Tower@Yokohama #2

横浜駅西口のJR横浜タワーの続編で、NEWoMan（ニューマン）1階の様子から。

BLUE BOTTLE COFFEE NEWoMan YOKOHAMA CAFE STAND

人気のブルーボトル・コーヒーのスタンド／ショップ。突出して美味しい珈琲を出すチェーンだとは思わないが、深煎りで相応にすっきり苦めの味は若者から壮年にかけては受容され、固定客を得ているようだ。

Tiffany & Co.

ティファニーは西口だと古くから高島屋に入っているし、ランドマークにも出来たので特に物珍しくはない。しかしながら駅ビル正面入口脇にティファニー・ブルーを輝かせる意義は大いにあるだろう。但し売り場面積自体は非常に狭い。

その他、ハイブランドの各店舗

NEWoManはご高尚の通りルミネが展開するアッパーミドル向けの別ブランドで、JR東日本の連結子会社となる。なおルミネは国鉄時代から使われているネーミングであり、当時は駅ビルとその中の商店街の総合名称だったが、民営化の後は完全に別法人化されて現在に至る。
写真には写っていないが、一階にはグッチおよびそのジュエリーショップ、上の写真にあるメゾン・カカオ（高級チョコレート店）、そして昨今は若者へも人気が拡がって来たバレンシアガなどのハイブランドが軒を連ねる。

モアーズ側の入り口を見ながら二階のフロアへ

前回、西口の工事が完了したと申し上げたが、正確には駅舎周辺に関しては仕上がった、という意味。つまり、西口地区の再開発計画は北東の鶴屋町方面へと進み、工事は現在もなお続行中なのだ。
この日はその状況を見るため、JR横浜タワーからペデストリアン・デッキで繋がる開発中のエリアへと向かった。

今日の一曲

アルヒーフから、メゾ・ソプラノ＝コジェナーが歌うヴィヴァルディのオペラおよびオラトリオのアリア集。ヴィヴァルディは多作家で夥しい作品を書いた人物だが、個人的にも世の中的にも器楽曲がポピュラーであり歌曲は余り聴かれないのではないか。コジェナーという人の歌は初めて聴いたが、これが実に穏当で落ち着いたメゾで、そして音程の安定性は抜群、歌唱力も桁外れ。要するに巧い。
(MusicArena 2009/7/21）

今週の珈琲

珍種、有機栽培のペルー。
春先に同じ豆を飲んだが、その時はハイローストだった。今回は普通、つまりミディアムローストで仕上がっている。思ったより酸味は増さず、さりとて苦みもそれほど後退はしない。代わりにアロマが鮮烈かつ重厚に放散され、これは別の豆かと思うほどの芳香に包まれる。この豆は浅煎りが断然良いと個人的には評価する。ハンドピックらしく、粒はそこそこ揃っているが稀にピーベリーも混ざっていて手作業のあとがしのばれる。実にふくよかで美味しい豆だ。