山森@白楽 |
まずはビール
山森は5月の連休の終わり、即ち緊急事態宣言の最終日に訪れた。
天せいろ 山都蕎麦
オーダーした蕎麦は、珍しく二人ともこれ。
山都の十割蕎麦は従前同様に秀逸。ぱさつかず打つのは難しいだろうが、ぽっくり・もっちりと良い喉越し。この日の天ぷらは中型の海老が二本、獅子唐、そして夏季の旬である茗荷だった。ここの天ぷらは高温の胡麻油でからりと揚げるので衣は硬くて汁に浸してもして型崩れせず、反面、中はふっくら揚がる。鄙びて渋めなのだが毎度のように質実剛健で美味な蕎麦だ。
店に入ったときにはざんざん降りで、たまたま傘を持たずに来店した近所の客たちは蕎麦を食べ終えた後も冷酒などをとって時間稼ぎしていた。そして一瞬の晴れ間を狙ってお勘定をして帰って行った。そうするとまた別の客が傘を畳みつつ入って来て座り、我々が退去する時にはほぼほぼ満席になるという具合。確かにこのところこの店は繁盛しているようだった。
お店データ
そば処 山森(やまもり)
横浜市神奈川区白幡町1-2
電話:045-402-4470
営業:11:30~15:00、17:00~20:00
定休:水曜
最寄:東急東横線 白楽3分
今日の一曲
ソニークラシカルから、バティアシュヴィリの弾き振りでベトVnコン他。ツィンツァーゼというグルジアの現代作家の曲はなかなか面白く、起伏に富んだ展開と嬉遊曲的なVnの使い方が秀逸だ。12音技法のような奇怪な部分はなく勇壮でメランコリックな民族主義的な香りが漂う秀逸な曲だ。ベートーヴェンの方も弾き振りだが、これは一転しておとなしくスケール感が圧縮された解釈だ。オケはソリッドでシュア、大胆な演奏なのだが、Vnが静か、そして思索的な弾きっぷり。
(MusicArena 2008/12/27)
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