紬@六角橋 |
まずはビール
新型コロナの拡散防止ということでテレワークに入り、この日で二日目。やはり自宅から遠方へは行きたくないので徒歩圏でランチに。こちらの店は昨年末開店の淡麗系ラーメンのニューホープ。先日Twitterにこちらの店主から、醤油ラーメンの鶏を強くしたとの情報が入っていた。なので確かめることに。13:30頃の到着で店はほぼ満席。一つだけ空いていた。
醤油ラーメン シャーシュー増し
厨房は店主とフロア係兼調理補助の二人だけ。同時に客が入ると相当に多忙だ。
で、そのスープだが、トップノートには鶏のフレーバー。確かに鶏だ。ミドルノートは、これがはっきりしないが魚介系だろうか・・。そしてラストノートには明白な醤油、それも溜り系と思われる甘めでコクの強い風味がやって来る。いやいや、前回とは骨格は同じ味と言えるがかなりの変化に驚いた。鶏臭いスープは数多あるが、いわゆる嫌な臭みではなく強い薫りだ。
要するに、この辺だと大口の店など、鶏スープを得意としている店はあるのだが、それは鶏の臭気を売りにしている向きもあって、好き嫌いはあると思う。昔だと東京下町の焼鳥屋に入ると突き出しとして湯呑で供された鶏ガラを強く煮出した半分白濁したスープの香りがそれにあたる。ところが、この鶏スープはそういった夾雑物の介在が一切ないピュアな鶏なのだ。
今回は普通の人には判別不能な微細な変化だったかもしれないが、私にとっては非常に大きな進化であり、初訪店で感じた大化けの予感が見事的中した格好。この店主の舌、そして探求心は本物と思われる。更に期待が膨らんだ今回の訪店であった。なお、前回にはなかった気になるメニューが追加されていた。それは煮干・・。これは次回、絶対に食べなければならない。
お店データ
紬 TSUMUGI
横浜市神奈川区六角橋2-10-1
電話:不明
営業:11:00~15:00
定休:木曜
最寄:東急東横線 白楽8分、東白楽9分
今日の一曲
メゾソプラノのスーパースター、チェチーリア・バルトリのコンピレーション盤。これは早生した有名メゾソプラノ歌手であるマリア・マリブラン(1808-36)への追想、オマージュ的なアルバムである。どうやらバルトリが精力を注いで作った作品。多くは著名オペラのアリアなどからの抜粋となるが、何とも惹き込まれるバルトリの歌唱力は凄いのひとこと。
(MusicArena 2008/2/4)
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