自家製麺 SHIN(新)@反町 |
まずはチューハイ
突き出しの炙った美味しいチャーシューに、すっきり透明なチューハイはこれはこれで合うのである。今後は、まずはビール、ではなく、まずはチューハイもありか?
牡蠣そば
これが懸案の限定、牡蠣そば。もちろん二人ともこれを頼んだ。湯気がもうもう、カメラのレンズが曇ってしまった。
すなわち、その濃い旨味、滋味、磯臭さ、僅かに感じる苦みがたまらない。ここまで牡蠣の美点を余すところなく抽出したシンプルなスープは稀有なレベルで、過去の牡蠣醤油に匹敵、あるいは凌駕する。香味油は無添加で醤油だけで調製されたメインの牡蠣、補佐役の椎茸、昆布、鰹節が絶妙にマリッジされており得も言われぬ恍惚とした気分に誘(いざな)われるのだ。
付け合わせは蒸して仕上げた鶏胸チャーシュー、言ってみれば鶏胸のヴァプールと葉三つ葉だけ。余計なエレメントが入らないぶん牡蠣の滋味とパッツンとした絶品麺に没頭できるのがなお潔い決断だ。
牡蠣バター醤油ライス
前述の通り、この商品にはこの特製ライスがバンドルされるという2way構成。
ラーメンのスープは牡蠣の身を丸のまま30分程度煮出しているようで、その後の牡蠣の身には旨味が相当に残っているそうだ。それで、煮出した後の牡蠣の身を微塵切りにしてバター醤油を添えた由。
お店データ
自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8
電話:045-548-3973
営業:11:30~14:30
18:00~21:00(日・月は夜営業なし)
定休:火曜(祝日でも休業)
最寄:東急東横線 反町4分
今日の一曲
現在ではDECCAのVnソリストの代表格に成長したジャニーヌ・ヤンセンのバッハ。元々はロマン派を得意とするジャニーヌのバッハは抑揚が効いていて古楽スタイルの求道的な解釈ではない。ポップで流れるような聴きやすさに重点を置いた演奏だ。旋律は軽いアチェレランドを伴っていてドラマティック、デュナーミクも派手に入れていてVnの音色を余すところなく楽しめる趣向。正統派であるかどうかはこの際、気にしないで楽しみたい一枚だ。
(MusicArena 2007/11/19)
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