土曜の夜、二女の誕生会の様子。
まずはアペリティフで乾杯
ここは二女が自ら指名してきた店。


彼女が以前に友人らと訪れて以来、ワインが美味しく、なんとも落ち着ける店なんだそうだ。家内が誕生会の名目で予約を入れていた。予約時刻に合わせて渋谷駅から向かう。最寄の出口から1~2分と非常に近いが、宮益坂方面のためか人通りは少な目。重厚な店構えで歴史を感じる佇まいだ。店に入ったら既にドリンクを何杯も空けて上機嫌の長女がいた。二女も程なく合流。
乾杯が終わり、プレゼント贈呈など一連のセレモニーが終わった頃合いでシャンパンのジュレがサーブされた。なんでも、ワインなどの後味をクリアにリセットして料理コースへと入って行って欲しいとの配慮とか。なるほど・・。

アントレ
見た目に鮮やかな前菜がサーブされる。




味が濃いという南米チリ沖産のサーモンは、確かにノルウェーやアラスカ産のものに比べて甘味も旨味も強い。野菜と季節の茸をゼリー寄せにしたタルタル。しめじ、牛蒡の風味が鮮やかだ。そしてテリーヌ2種。特に右側が白身魚の擂り身を固めたというが、繊維が線状にほぐれ、食感と味わいが蟹の身にそっくり。早速これらに合うワインを選んで抜いてもらう。

プラ・プランシパル
メインディッシュは肉と魚をそれぞれ二皿。





肉は、山形地鶏のフリカッセ。白ワインにチーズ風味が移りキレとクリーミーさが両立、滋味深い地鶏がさらに引き立って非常に美味しいのだ。魚はアイナメのポワレに季節野菜の添え付け。ソースはバルサミコ。これは・・、得も言われぬ絶品だ。焼き目もついてアイナメの風味が生きている。ここで二女がお気に入りというちょっとひね物の赤ワインを抜いてもらう。

アラカルトで一品追加
このワインが非常に美味しいので、逆にこれに合う料理を追加オーダー。






真鴨のコンフィ、ヴィール(仔牛)のプレゼ、付け合わせはポテトのフリットと牛蒡の赤ワイン煮。真鴨の表面は少しスモーキーで良い感じなのでひょっとすると事前に軽くロティしてあるかも知れない。仔牛の方は赤ワインで煮たブルゴーニュ風(ブフ・ア・ラ・ブルギニョン)かと思ったらそうでもないらしい。どれも実に美味しくて、この古めの赤ワインとベストマッチ。
デザート
サプライズの花火付きで登場。





この店は創業49年になるワイン/フレンチの老舗。料理はとても美味しくて満足いくものだが、さらなる特徴は
頭が痛くならないワインを標榜していること。なるほど、事実かなり飲んだが悪酔いは一切しなかった。また定期的にワイン会なども催していて、美味しいワイン普及に向けた啓発活動にも熱心。もうすぐボージョレ・ヌーヴォー解禁だし、近いうちに再訪したい。
お店データ

Bistro Bordeaux ビストロ ボルドー
東京都渋谷区渋谷1-15-6
電話:03-3400-5959
営業:月~金:18:00~24:00(LO:23:30)
土:18:00~23:00 (LO:23:00)
定休:日曜(月曜祝日の場合は連休)
お店のWebページ
今日の一曲

元々はハンガリー国営レーベルだったフンガロトンのリリースから、バルトークのコシュートとバレエ「かかし王子」全曲で、ゾルターン・コチシュ指揮ハンガリー国立PO。ご存知の方も多いと思うがコチシュは若い頃に俊英のピアニストとして鳴らした人物。ここではなかなかに熱いバトン捌き。ハンガリーの国民的作曲家バルトークの象徴的作品をハンガリー生粋の指揮者とオケで聴くことの愉悦が味わえる。
(MusicArena 2007/4/12)
(おまけ)
帰り際、明治通りへ出たら目の前にこれが聳えていた。

※11月1日にグランドオープンを迎えた渋谷スクランブルスクエア
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♪ よい音楽を聴きましょう ♫
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