堂道@鶴岡 |
まずは生ビール
大型の台風を避けるため10月11日の金曜の便で庄内空港へ向かい、鶴岡に入った。一日繰り上げたので最初からとっていたホテルとは違うところを急遽探して一泊することに。場所はJR鶴岡駅の至近。リムジンで駅前まで行き、そのホテルにチェックイン、晩ご飯を食べに出た。鶴岡の繁華街は駅からは離れていて、駅前は森閑としたもの。しかし居酒屋は何軒かある。
突き出し、料理の数々
店は常連客で一杯で、見慣れない我々が暖簾をくぐった瞬間、彼らの奇異の眼差しが容赦なく襲ってくる。
最初にオーダーしたのは、刺身の三点盛り、鯵フライ、舞茸天ぷら、出汁巻き卵。途中お酒もハイボールにチェンジした。突き出しのクォリティが非常に高く、好感する。但し味付けはちょっと甘め。頼んだ肴類はご覧の通りでボリューム感満点で割安感がある。この店は魚介類を得意とするいわば海鮮居酒屋で、食材は毎朝、由良漁港から運んでいる新鮮なネタが自慢という。
刺身の盛合せは鮪、真鯛、その他。鮪は外洋産だが真鯛類は由良もしくは三瀬の水揚げの由。馥郁とした美味しい身で、もちろん新鮮。写真では分かり辛いが巻いた身は剥がしても剥がしても出て来て呆れるほど多量だった。鯵フライは巨大でこんな鯵は初めて見た。腹開きにして二度揚げという変わった調理法。腹の部分にたっぷり盛られた自家製タルタルもまた垂涎もの。
無慈悲にもここでデジカメがバッテリー切れで撮影続行不能に。ならばiPhoneがあると思いきや、こちらも早朝から移動中ずっと使っていたためバッテリー残量が底を突きホテルの部屋で充電器に突き刺したまま放置。ということでこれ以後の絵はない。このあと魚介系を3~4品頼んだがいずれも新鮮でとても美味。いかんせん満席なのに加え二階はまるまる宴会場となっている様子で厨房は多忙、料理がなかなか出て来なかった。たまたまなのかもしれないが・・。最後に〆をいただいて店を後にした。外に出たら雨が強く打ちつけていた。次に鶴岡に来る時にはまた必ずや堂道で庄内産の絶品魚介類をいただきたい。
お店データ
堂道
山形県鶴岡市末広町6-52
電話:0235-25-3483
営業:17:00~24:00
定休:第1・3月曜、第2・4日曜
最寄:JR鶴岡 3分
今日の一曲
ソニー・クラシカルのリリースで、小菅優の弾くリスト:超絶技巧練習曲集。ピアノを練習している人ならば誰しもが知っている最難関のエチュードで、これが完璧に弾けたら人生はバラ色だ。というのは極論として、小菅優は実に不可思議なピアニストで、情感が殆ど籠っていないのに何故か深く静かな感動を鳴動させるという、才能というか特質というか、稀有な才覚の持ち主と思う。この曲集も実にドライに弾き切っているが実に完璧、解釈も素晴らしい。
(MusicArena 2007/2/27)
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