2019年 07月 26日
強羅茶寮@上強羅 |
私的なことだが、先日私は無事に還暦を迎えた。
まだまだ日記が溜っている。これは先週の土曜の夕刻の記録から。この時点ではちょっと早かったが、私の60歳の誕生日が目前ということで、家族が強羅の温泉を予約、招待してくれた。


久し振りに家族四人が顔を合わせた格好。予約してくれたのは普通の温泉旅館やホテルではなくて、ある企業の保養所というか福利厚生施設。それは佐鳴(さなる)予備校という東海地方を中心に大規模に展開する大手の塾・予備校の所有する施設で、閑散期を無駄にしないためなのか一般にも開放していて運が良ければ泊まることが出来る。今回はここが取れたとのこと。
強羅は結婚した直後から定期的に行っていた。温泉に入ったり芦ノ湖や元箱根に足を伸ばしたりと遊んでいた往時の懐かしい思い出が去来する。
下の娘が学齢に達したあたりからは子育の繁忙がピークとなった。必然的に時間的余裕がなくなり足が遠のいていた。娘たちは、まだ小さい頃に頻繁に連れて行かれていたという記憶が残っているらしく、全く違和感なく参集してくれた。道中写真は後日アップするとして、実に嬉しい一泊二日となったのは感謝以外何ものでもない。短い時間だが堪能させてもらった。
贅沢の極みというほどではないが、小田原から相模湾にかけて水揚げされる美味しい魚介が中心のディナー・メニューは質が高くとても美味しかった。



















撮り漏らした写真が多いが、夕食の様子はだいたい以上。客室は5つほどしかなく、2つある浴室は簡易的な名簿予約による貸し切り風呂となる。本来は男湯と女湯だったのだろうが予約表に記名して入浴時に札を使用中に倒せばずっと入っていられる。源泉かけ流しの温泉はつるつるの感触で肌に纏わり付くしっとり感がなんとも言えない気持ち良さ。窓が全開で殆ど露天風呂状態。外の庭の木々の香り、そしてもう蜩(ヒグラシ)がカナカナと鳴いていた。そういえば、名簿の遅い時間帯には手書きでAnastasiaと書いてあった。
ダイニングではビールなどを結構飲んだ。その後は再び貸切風呂。夜は夜で庭園が仄かにライトアップされて幽玄な感じ。源泉からのお湯がちょろちょろと湯船に落ちる音だけが響き、そして時折かすかに風が吹き込んできて気持ちが良い。風呂上りにはやはり冷えたあれを家内、娘たちと部屋で談笑しつついただいた。そのあと割と早く就寝。
起床は遅かった。夜半には雨が激しく降っていたが、朝にはかなり回復し戸外は明るかった。予約してあった浴室へ向かい再び源泉かけ流しの浴槽へどぶんと浸かる。朝の陽光が柔らかで気持ちが良い。やはりこの辺は標高が高いので気温が低く、ひやっとした空気が温泉の湯気を掻き立てて涼やかだ。

その後は充実した朝食をいただく。そうそう、ダイニングの対角線上にはアナスタシアさんと思しきロシアあるいはバルト三国の出自の、恐ろしく顔の整った綺麗な女性、そして連れの白人男性が座って朝食を召し上がっていた。








女性陣は再びお風呂を浴びると言い残し浴場へと消えた。10時過ぎくらいにチェックアウト。久し振りにゆっくりと温泉、料理を楽しませていただいた。
強羅茶寮
神奈川県足柄下郡箱根町強羅 1300-693
電話:0460-82-3043
営業:チェックイン:15:00~
チェックアウト:~10:00
夕食:18:00~、朝食:8:00~
最寄:箱根登山鉄道 上強羅(南側ホーム)2分
車:小田原厚木道路・箱根ICから車で約30分
路線バス:伊豆箱根バス 中強羅入口 3分
ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団、ドビュッシーのバレエ音楽おもちゃ箱から第4場 財産ができてから(Apres fortune faite)とエピローグ。派手なホーン・セクションの総奏から開始。綺麗な和声の後にはティンパニの連打、Vnの静かな短い主題提示、そして派手なホーンと打楽器隊の総奏。中間部はアジアンかエジプト風の旋律が木管によりゆったりと提示。コーダではPfでモチーフが短く再演され瞬間的なトゥッティで閉じる。謎のテーマと内容で、これもまたドビュッシーだ。
(MusicArena 2007/1/11)

人気ブログランキング
♪ よい音楽を聴きましょう ♫
午後は小田原、そして箱根へ
まだまだ日記が溜っている。これは先週の土曜の夕刻の記録から。この時点ではちょっと早かったが、私の60歳の誕生日が目前ということで、家族が強羅の温泉を予約、招待してくれた。


久し振りに家族四人が顔を合わせた格好。予約してくれたのは普通の温泉旅館やホテルではなくて、ある企業の保養所というか福利厚生施設。それは佐鳴(さなる)予備校という東海地方を中心に大規模に展開する大手の塾・予備校の所有する施設で、閑散期を無駄にしないためなのか一般にも開放していて運が良ければ泊まることが出来る。今回はここが取れたとのこと。まずはビール
強羅は結婚した直後から定期的に行っていた。温泉に入ったり芦ノ湖や元箱根に足を伸ばしたりと遊んでいた往時の懐かしい思い出が去来する。
下の娘が学齢に達したあたりからは子育の繁忙がピークとなった。必然的に時間的余裕がなくなり足が遠のいていた。娘たちは、まだ小さい頃に頻繁に連れて行かれていたという記憶が残っているらしく、全く違和感なく参集してくれた。道中写真は後日アップするとして、実に嬉しい一泊二日となったのは感謝以外何ものでもない。短い時間だが堪能させてもらった。夕食
贅沢の極みというほどではないが、小田原から相模湾にかけて水揚げされる美味しい魚介が中心のディナー・メニューは質が高くとても美味しかった。



















ダイニングではビールなどを結構飲んだ。その後は再び貸切風呂。夜は夜で庭園が仄かにライトアップされて幽玄な感じ。源泉からのお湯がちょろちょろと湯船に落ちる音だけが響き、そして時折かすかに風が吹き込んできて気持ちが良い。風呂上りにはやはり冷えたあれを家内、娘たちと部屋で談笑しつついただいた。そのあと割と早く就寝。
朝食
起床は遅かった。夜半には雨が激しく降っていたが、朝にはかなり回復し戸外は明るかった。予約してあった浴室へ向かい再び源泉かけ流しの浴槽へどぶんと浸かる。朝の陽光が柔らかで気持ちが良い。やはりこの辺は標高が高いので気温が低く、ひやっとした空気が温泉の湯気を掻き立てて涼やかだ。









お店データ
強羅茶寮神奈川県足柄下郡箱根町強羅 1300-693
電話:0460-82-3043
営業:チェックイン:15:00~
チェックアウト:~10:00
夕食:18:00~、朝食:8:00~
最寄:箱根登山鉄道 上強羅(南側ホーム)2分
車:小田原厚木道路・箱根ICから車で約30分
路線バス:伊豆箱根バス 中強羅入口 3分
今日の一曲
ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団、ドビュッシーのバレエ音楽おもちゃ箱から第4場 財産ができてから(Apres fortune faite)とエピローグ。派手なホーン・セクションの総奏から開始。綺麗な和声の後にはティンパニの連打、Vnの静かな短い主題提示、そして派手なホーンと打楽器隊の総奏。中間部はアジアンかエジプト風の旋律が木管によりゆったりと提示。コーダではPfでモチーフが短く再演され瞬間的なトゥッティで閉じる。謎のテーマと内容で、これもまたドビュッシーだ。(MusicArena 2007/1/11)

人気ブログランキング
♪ よい音楽を聴きましょう ♫
by primex64
| 2019-07-26 22:58
| Trip
|
Trackback
|
Comments(0)




