うどん鉢@白楽 |
まずはビール
連休も終わりが近付く。この日は割と天気が良くて清々しい天候だった。みなとみらい方面まで買い物の予定があったが、その前に、近所の饂飩を中心とした和食屋でランチ。その後、白楽駅からみなとみらいまで。
肴三品
美味しそうな単品料理があったので三つ注文。写真の順に、真いわし南蛮漬け、若筍煮、しめじのくりぃむちぃず寄(以上、メニュー原文ママ)。
真鰯だが、さっぱりした軽量な酸味、濃い目の鰹出汁が立っていて実に美味、鰯本来の甘味もよく出ており、付け合わせの玉葱、ピーマンも良い働き。若筍は実に柔らかく、そして仄かな竹臭さも良い。若布と本枯れ節の出汁が十分に浸透していて秀逸だ。シメジのクリームチーズ寄せは前回来た時に美味しかったという一品。まったりした旨味と舌触りが癖になる。
昨今のベストセラー:とり南蛮うどん
家内のオーダーがこちら。
見た目に涼やか:鯖うどん 冷+季節のごはん
こちらは私のオーダー。
この冷饂飩は、例により本枯れ節を濃い目に抽出した出汁に薄く拵えたかえしがベースとなっている。そこに鯖から抽出された脂分を多く含む出汁も加わりとても多元的、かつ複雑な旨味を形成する。もちろん、熟成された鯖のフィレをほぐしながら饂飩とともに啜ると非常に美味。季節のご飯は浅蜊飯。ここに鯖のほぐし身、高菜をトッピングするとまさに卑怯な旨さ。
お店データ
うどん鉢
横浜市神奈川区白幡町2-5
電話:045-423-9555
営業:11:00~14:30、17:00~20:00(LO)
(金曜日は11:30頃開店)
定休:月曜、第2、第4火曜
最寄:東横線 白楽3分
おまけ:自宅バルコニーからの光景。ランドマークタワーが西日を反射していた。
今日の一曲
スタインウェイ・レジェンズ:マルタ・アルゲリッチの二枚目。ラヴェル:Gaspard de la nuit(夜のガスパール)。二曲目、Le gibet(絞首台)。不気味で規則的な低音伴奏部の打鍵が葬送の鐘を想像させるといわれている。右手はポリリズム的に割と間歇的で不規則な拍動を示す。個人的にはそんなに嫌で忌まわしい曲とは思わない。和声の不可思議さはドビュッシーの前奏曲集に入る沈める寺に似た浮遊感がある。アルゲリッチの弾き方は静謐そのもの、シンプルなパッセージへの集中力が凄まじい。
(MusicArena 2006/11/13)
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