Aloha Table@大崎 |
今週のメニューボード
期の始めや終わりの節目で私がよく部員に話すのは、1年は約50週から成り、1週は5営業日、週の半ば、つまり水曜の昼まで過ごすと年間で与えられた時間の1パーセントを消費するということ。こういうタイムフレームを意識することで時間軸に対する計画性を常に保って欲しいという願いを伝えている。関係ないが、この日の朝に飛び込んだのはゴーン再逮捕のニュース。
プレミアム・ロコモコ グレービーソース
今週の彼は定番だった。例によって論評抜き。
マヒマヒのハーブホイル焼き ブラックペッパーソース
この食材を使ったプレートは1月に出ていたが、この調理法は初だろう。
つばめグリルにおける作法と同じようにアルミホイルの袋の真ん中にナイフを入れて切り開く。更にホイルを左右に折り曲げて中の食材を露出させる。と同時に食材の豊かな香気を纏った蒸気が立ち上るのだ。これは美味しくないわけがない。マヒマヒはタイムやセージ、ローズマリーの顆粒、そして薄塩味を纏って鎮座する。下にはキャベツとシメジが敷いてある。
蒸した切身はボリューミー。そのままいただくと僅かな塩分の間から豊かな滋味が沁み出し非常に美味。これだけでもふくよかで美味しいが、付け合わせのブラックペッパーソースと称する黒い液体を適宜垂らしてみる。これはソースというより、出汁の効いた醤油ベースに粗挽き黒胡椒を散らしたもので、実はこの和風ソースがまた合うのだ。非常に秀逸な一皿だ。
今朝のニュースに話を戻すと、監査人としての私の所見としては一連の本事犯は非常に奇妙。仮説段階でいくつかの証拠とされるものが出ている由喧伝されるが信憑性と決め手、連続性に欠けている様子。そんな中、新たな仮説を立証すべく逮捕・拘留し次なる嫌疑を探して追起訴して拘留延長、一か月弱前に保釈が認められたがここへきてまた逮捕と目まぐるしい。
ゴーンが単独でこういった巨額資金をたやすく動かすことはまずは不可能で、周囲に幾人もの共犯ないし犯行を教唆した人物あるいは組織、またはゴーンの権限と名を利用して巧妙に実行した正犯が存在しなければ実現しなかった事案と思われるのだ。寧ろ、東京地検特捜部が空手形を発行しつつ続けている現状の捜査の行方が心配。これでひっくり返ったら特捜部の面子、レーゾンデートルは丸潰れとなり、重篤な責任問題に発展するのだが・・。
お店データ
Aloha Table 大崎 (アロハテーブル)
東京都品川区北品川 5-5-15 大崎ブライトコア1F
電話:050-5589-6494
営業:月~金:11:30~15:00、17:00~23:00
土日祝:11:00~22:00
定休:無休(ブライトコアの都合により休業あり)
最寄:JR、りんかい線 大崎5分
今日の一曲
スタインウェイ・レジェンズ:アルフレート・ブレンデルの2枚目、ベートーヴェン:エリーゼのために イ短調 WoO59 。この曲は戦後日本のピアノ教育ではキーとなる著名曲。R.V.B.の書いた未分類の小品を列挙し番号を付け、バガテル#25とする録音/譜面もある。エリーゼは間違いで本当はテレーゼだったとの都市伝説があったがどうやらこの説は有力らしい。閑話休題、ブレンデルの古い録音となるが、これは教科書的と言わざるを得ない律義さだ。因みに私はこの小品をエキセントリックな高速で弾き切るのが好きだった。この曲は音価同士の距離が短くて小さな手でも楽に弾けるということで技巧的には易しい。そういうこともあってか、手の小さな日本人の間でいまだに愛好されている所以だろうか。
(MusicArena 2006/11/8)
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