自宅PCついに逝く |
状況は・・

電源再投入するもPOST(Power On Self Test)が進まず、蓋を開けるとケース中央あたりの赤いLEDが点灯。POSTは順にCPU、DRAM(メモリ)、VGA(グラボ)、SATA(ディスク)、その他と進むが、その中でもCPUが故障しているというサイン。もっとも、CPUが破損している指摘はあてにならず、マザボ(マザーボード)が故障し自己診断自体が怪しい可能性も大だ。
対処方法は・・
CPUは2011年発売のCore i7-3930kで第3世代のマイクロアーキテクチャ=Sandy Bridge Eという。マザボは純正intelチップセットであるX79を搭載したASUS P9X79。3930kのソケットはLGA2011であり、もしマザボの診断が正しければLGA2011のCPUに換装すれば素早く治る。古典的なLGA2011の民生用はとうに終わっているが、古い一部のXeon製品が僅かながら現行で流通する。
ここで大いに悩んだ。マザボのP9X79の自己診断が正しければLGA2011対応のXeonを買ってくれば簡単に収束するが、これが嘘でマザボ自体がいかれている場合には大枚を叩いたXeonがまるで無駄になる。というのもLGA2011対応のマザボはサーバ用を除き既に流通していないからだ。一念発起しマザボとCPUを同時換装することにした。当然にDRAMもDDR4への新調を余儀なくされる。
調達した代替品は・・
土曜夜はデスクトップPCでの作業は当然にできなかった。





グラボ、SAS RAIDカード、CPUクーラーの水枕、最後はマザボを撤去
なお、この順でないとCPU周りの作業がしづらい。その他のピンヘッダ配線を全て除去、固定用ボルトを緩め外してからP9X79自体を撤去。


新マザボの据え付け、CPUとDDR4装着、グリスを塗ってクーラーの取り付け
空き地となったケース中央に新マザボを据えつけてボルトで固定。次いでLGA1511ソケットにi9-9900kを装着。マスキングテープで周辺へのはみ出しを防御してからダイヤモンド・グリスを薄く均等に塗り、マスキングを外してからCPUクーラーの水枕を周到に取り付ける。












グラボ、SAS RAIDカード、各種ピンヘッダの取り付けで一応完成
今回、Windowsのブートアップに至る前の障害発生ということで、SASディスク・サブシステム上に組んでいたRAID5が無傷であったことが不幸中の幸いであった。これでデータロストが発生していたら致命的な状況に瀕し、復活はままならなかったであろう。



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