饂飩頑陣@馬車道

先週末より強い寒波が入って来ていて、ここ横浜も非常に寒い。

まずはビール

そんな寒い土曜は関内や伊勢佐木町あたりを歩き回って所用を済ませ、ランチは久し振りにこちらへ。14:00頃の到着で先客はカウンタに二組だけ。食券を買ってからテーブル席に通された。ビールは例によってコールドケースからタンブラーとともにセルフで運ぶシステム。暫く来ないうちにビールは小瓶から缶の350mlに替っていた。なお缶の方が容量は僅かに多い。

海老餅（温）

家内のオーダーがこちら。
これは中型海老と一口大の餅の天ぷらが載った暖かい饂飩。こう寒いと冷ではなくて温饂飩が欲しくなる。もっちりした餅と強弾性の讃岐饂飩の食感の対比は面白く、相性も抜群だ。中型の海老天がごろごろと入り、その磯の香りとエキスが黄金の出汁に溶け出ていて美味極まりない。これらを生卵に潜らせると味も舌触りもまったりして更に抜群（写真撮影失念）。

頑陣天（温）＋アゴ飯

私のオーダーがこちら。ご飯も同時に頼んだ。


私はいつもこの頑陣天の冷を食べるのだが、さすがに寒いので温饂飩をチョイス。なお、頑陣天とは香川の地元で良く組み合わされる種類＝海老天、ちくわ天、鶏天がセットとなったこの店の看板天ぷら種で、これのかけ饂飩バージョンがこれ。大型の海老は食べ応えするし、よく火の通ったちくわ天はにゅわっとし、鶏はほくほくに揚がっていて味が濃く超美味だ。
ここの饂飩は国産小麦100%を前の日から仕込んだ二段熟成という手法で打ったもの。非常に強い腰、即ち弾性、つるつるシコシコが特徴であり、横浜ではおそらくナンバーワンのクォリティだ。この日はアゴ飯を頼んでみた。ほくほくのご飯はアゴ出汁をたっぷりと吸い込んでいて香りがよくて滋味も極めて深い。アオサが混ぜ込んであって磯の香りも抜群、超美味。

お店データ

自家製生うどん 饂飩頑陣

横浜市中区住吉町6-74 A102
電話：080-8106-9058
営業：11:30～14:30
定休：日祝
最寄：MM21線 馬車道3分、市営BL関内3分、
　　　JR関内6分

今日の一曲

スタインウェイ・レジェンズの第二弾、ヴィルヘルム・ケンプの1枚目から。ケンプは穏健で堅実なピアノを弾いた人で、いわいるヴィルトゥオーゾとはみなされていなかった。今になってショパンなど聴くと必ずしもロマンチックな演奏ではない。例えばノクターンOp.9-3などは情感の籠め方が昔のドイツ風というのだろうか、ちょっとつっけんどんな感じがする。但し、何ものにも媚びないのは潔いとも評価できる。
(MusicArena 2006/10/25)


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