地元の駅前商店街にある創作料理のカフェ。
まずはビール

この店は土日祝が定休とあったため、訪れる機会は平日の夜くらいだろうと思っていたが、今日たまたま店の前を通りかかったら開いていたので入ってみた。14:30頃の到着で先客は3組くらい。元々4人掛けテーブル席が5卓程度と小さな店。メニューを眺めるとモルツ中瓶があったので1本頼む。ランチメニューは定食AとBの二種のみと潔いラインナップだ。
定食B:鶏ももソテー コチジャン和え
待つこと暫し、AもBも同時に配膳。手前がA、奥がBとなる。

以下の逆向き写真が家内がオーダーした定食B。



コチュジャンを主体とした甘辛い特製ダレでつけ焼きにした小口サイズの鶏ももが6~7切れ。塩分は控えめで全体的に優しい風合いの味付けだ。辛みは強くはなく仄かなもので、辛味が苦手な人でも大丈夫だろう。フライパンで焼いたときの香ばしさも感じられる。なお鶏もも肉が驚くほど柔らかく、詳細は不明だが事前に麹などで軟化処理を施しているのかもしれない。
定食A:野菜たっぷりハンバーグ
こちらが私がオーダーした定食A。



挽肉には人参や玉葱、筍と思われる野菜がふんだんに練り込まれていて、ふわりと焼いてある。上には複雑な和風味の大根おろしソースがたっぷりと掛かっていてこれを適宜つけていただく。箸で押すと簡単にほろりと切れるほど柔らかい仕上がり。火の通し加減も良好。ナツメグが効き、あとはコリアンダーだろうか、仄かなフレーバーが感じられて実に美味しい。

プレートにはサニーレタス、および何かのベビーリーフ、ラディッシュ輪切り、プチトマトが添え付けられ、ドレッシングは白いクリーミーなもの。ココットには鰹節ベースのふりかけらしきものが。小鉢には煎った豆腐だろうか、ほっこりする和え物で、人参と椎茸スライスが入る。小皿にはマカロニのマヨネーズおよび粒マスタード和え。あとは味噌汁、雑穀米となる。

ご飯は割と柔らかめに炊いてあり、これは好みが分かれるところ。もうちょっと硬めに粒立ち良く炊いた方が好みと感じる人も多いかもしれない。味噌汁はとても地味な印象だが真面目に作ったもので、おそらく味噌自体が質素で素の風味を特徴とした種類なのだろう。出汁もそれほど濃いめには引いていないので料亭の味ではなく田舎のおふくろの味、といったところ。




最後に黒糖みつをかけた蕨餅が出てランチコースは終了。これで1200円なので高いとは言えないが、可能ならデミタス・サイズで良いので温かいコーヒーが付いていて欲しかった。
この店について

開店は2017年10月10日と
Facebookに書いてあるので、もう1年以上営業していることになる。FBのタイムラインを読む限りオーガニック食材や調理法を真面目に研究していて、常に体に良いもの、真に美味しいものを提供することを標榜し、かなり真摯に取り組んでいるようだ。FBには原則月曜、その週の献立をアップし告知していてなかなか計画的。開業当初は土日祝は完全休業だったようだが、昨年末あたりから土曜も基本的には営業するようにしたみたいなのだ。なので今後は訪れる機会もそこそこ増えると思われる。また夜営業は短時間ながら肴や日本酒類も充実しているようなのでそちらも魅力的。
おちゃめごはん Webページ
お店データ

おちゃめごはん
横浜市港北区菊名1-7-7
電話:045-642-3266
営業:昼:10:30~15:00
夜:18:00~21:00(水、木、金)
定休:土日祝
最寄:東急東横線 妙蓮寺1分
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