天富園@関内 |
まずは生ビール
一通り用事を済ませた後に遅めのランチを頂くことに。
もっちりした焼き餃子
前回頼んで美味しかった焼き餃子をこの日も頼んだ。熱々をビールと共に頂くと得も言われぬ安堵感に包まれる。
香り高いスーラー麺
セットが終わりということで単品で頼んで行く。これは家内のオーダーでスーラー(酸辣)麺というラーメンだ。一般に四川系の店ではポピュラーな品ではなかろうか。
絶品の四川麻婆豆腐+ぱらぱらの海老炒飯
私はやっぱり定石のこれだ。
だが、麻辣は確かに強いが、旨味もそれを上回るだけ十分に強くてこれは大正解。食べ始めてすぐに全身の毛穴が開き、特に頭皮からは汗が滲んできた。
中華街では炒飯の味を売りにしている料理店は多いが、実際に最高水準と言えるような店はそうそう多くはないのが実情だ。しかし、この店の炒飯は中華街の非常にハイレベルな店と比較しても堂々と比肩、いや凌駕するくらいのクォリティであって、これはもう文句の付けようがない美味しさだ。国産の銘柄米を硬めに炊き、高温に焼いた中華鍋で極短時間煽る。
米粒一つ一つがぱらぱらに仕上がっていることは当然だが、微細に散乱した卵黄が米粒を滑らかにコーティングしていて旨味の浸透が絶妙なのだ。金華ハム等の動物性食材は不使用、中型の海老4~5尾だけで味を抽出したこの炒飯はシンプルにして超絶的な旨さなのだ。やはり最終的には四川の本格陳タイプ麻婆豆腐をオンして頂いたのは言うまでもない。
単品で頂くこの店の麺、麻婆、炒飯は超一級品のクォリティであって流石と言わざるを得ない。もちろん、1000円しない激安ランチセットに比べれば多少値は張るものの、それでも大した値段にはならないのだ。
お店データ
天富園 てんぷうえん
横浜市中区住吉町3-36-6 住吉ビル1F
電話:045-651-3168
営業:11:00~14:30、17:00~24:00
定休:無休
最寄:JR関内5分、市営BL関内3分、
MM21線 馬車道6分
今日の一曲
Steinway Legends: Arrauの二枚目の続きから。ショパンの即興曲#2は技巧的には難儀ではなく、むしろノクターンに通じる優美な曲想。中間部は少し激しく荒れ気味になるが純音のマーチ風。後半はクロマティックを駆使した繊細でショパンらしい右手依存の技巧的な面が窺われる。アラウの弾き方は誰にも似ていない太くて刺激のない優しいもの。課題の中間部でも荒れは一切なく、シルキーで孤高の美しさだ。
(MusicArena 2006/9/21)
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