麺屋ゆるり。@大倉山 |
まずはビール
横浜には実に多様なラーメン店があるが、ここは東横線沿線の横浜市内すなわち横浜駅~日吉駅間では随一の鶏スープが特徴のラーメン店と言ってよい。無論、賛否はあるだろうが。最後に訪れたのは1年半ほど前で随分とご無沙汰。開業は2016年の年末だった。ラーメン店は元々が移ろいが激しい業態でそうそう長続きはせず存続していること自体が尊敬に値するもの。
特製濃厚辛鶏白湯そば
ビールを頂きつつ待つこと暫し、オーダー品がサーブ。
結果的には、久方ぶりに味わうこの店の鶏白湯は控えめながら旨味が凝縮していて相当に美味だった。但し、どろどろした風情ではなく繊細な味で、鶏風味も強いのだが鼻につくことはない。細めで硬茹での軽くウェーブした麺との相性も抜群。鶏チャーシューは豚に比べてこの濃厚系スープには負けるかとも憂慮したが、どうしてなかなか良い相性だ。
ラーメン本体も優秀だが付け合わせの吟味も行き届き、良心的かつ真摯なラーメンとの印象を新たにした。実に美味しかった。
#店の外観だが、入居するビルの大規模修繕中らしく足場が組まれていた。
お店データ
麺屋ゆるり。
横浜市港北区大倉山1-16-1
電話:045-547-1070、050-5594-8248
営業:週日:11:30~15:00、17:00~26:00
土祝:11:30~26:00
日曜:11:30~24:00
定休:無休
最寄:東横線 大倉山 2分
今日の一曲
モデレートでありながらも静かな情念を表出するアシュケナージは、個人的には最も敬愛するピアニストの一人。ヴィルトゥオーゾと言われる派手で外向きにエナジーを放散したホロヴィッツのようなピアニストは数多いが、かたやケンプの様な内向的なピアニストも好まれた。アシュケナージは外的なエナジー感を主張しつつも内的に彫り込んで行く内向きな部分を併せ持った稀有な天才であり、いまだにそのニュートラルで深みある演奏は色褪せないのだ。
(MusicArena 2006/9/11)
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