ハマカゼ拉麺店@関内 |
まずはビール
家内と義弟は、父親が引っ越して空き家となった鶴岡の実家の措置について具体的に前進させるべく検討を進めているようだ。その件で打ち合わせることがある由、朝早くから浦和へと向かった。ということで土曜のランチは単独行動だ。こういった日は家内が昨今一部を除き苦手にしているラーメン店を開拓するチャンス。ということでこちらへ向かった。
ざるらーめん + チャーシュー3枚 + 温泉卵
この店は今年の3月下旬にオープンしたが、ずっと未訪で課題店だった。
座った場所が悪くて麺茹で釜の至近。暑そうにしている私を見かねた女性スタッフがカウンタの中程が涼しいとのことで移動を促してくれた。ビール瓶を持ったまま移ると確かに涼しい。暫し待って供されたのがこちらのざるらーめんだ。要はつけめんだが、付け合わせがないのでチャーシューと味玉を追加。麺は200~300グラムが選べ、後者を選択。
ざるの場合、味玉は温玉にチェンジできるというのでその通りに。スープ丼の上面には赤いものが浮かんでいて辛そうだが掬って頂くと実際にはそうでもない。味付け的にはかなり甘く感じられ、ちょっと苦手かとも思う。麺は細くウェーブしたもので小麦の全粒粉を使った手打ちと思われる品。これは香りが良く硬めだし、実に美味しい硬派の麺なのだ。
スープは甘いと思っていたが実はコクがあって深い味わい。レモンを絞り入れると甘みはほぼ消失、深みのある滋味が前面に出る。追加したチャーシューは上質なロース部位で、これが昨今では稀にみる優秀な出来のチャーシューだ。脂身のとろとろ加減を守りながら肉の質感がしっかり感じられ、それでいて噛むとほろっと切れるほどに柔らかい。これには脱帽だ。
300グラムの麺は相応にボリューミーだったが、スープが非常に秀逸であっという間に腹に落ちていく。温玉は麺丼の中で崩し、卵黄を纏ったままスープに浸けて啜るといたく至福だ。これは結構久し振りに味わう上質なつけ麺であり、食べながら頬が緩んでいる自身に気が付く。また悩ましい店ができたもので、今後のこの界隈からは目が離せない。
お店データ
ハマカゼ拉麺店
横浜市中区不老町1-6-6
電話:不明
営業:11:30~15:00、17:00~21:00
定休:月曜
最寄:JR関内3分、市営BL関内4分
今日の一曲
今日の一曲は著名なベルリオーズの幻想交響曲。演奏はゲルギエフ/ウィーンフィルという、今となっては黄金のコンビネーションだ。この盤は今はなきフィリップスが渾身のプロデュースで作ったSACDハイブリッド盤で、演奏も凄ければ音質も傑出していた。この頃の私は仕事にゆとりがあって割と頻繁にオーディオ仲間を呼んでは自宅でオフ会を開催しており、この盤はいつもオープニングを飾る定番だった。実はいま聴いても凄いのだ。
(MusicArena 2006/7/28)
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