重慶飯店別館@中華街 |
まずは生ビール
この店は割と頻繁に使っていたが、日記に残っているのは5年前のランチの記録だけだった。mixiやFacebook、Twitterというか、あるいはblogというのか、そういったことを始める前から中華街の様々な店には足繁く通っており、長女が生まれた頃からバギーを押しながらよく来ていたのが聘珍楼、華正樓、揚州飯店、そしてここ重慶飯店の別館だった。
2500円のランチコース
今もそうだがディナーの様子は殆どアップしないので電子的記録がほぼ皆無というのが実態で、実際には夜に使う店としてはここは馴染み。
同居する横浜中華学院の建て替えに伴い、この店舗は7月末で閉めるという。歴史ある同店で結婚披露宴をあげた人たちも多数で、名残惜しいという声を聞く。我々もこれが最後で、家内とは何を食べようかと話しながら店に向かったが、超辛くて痺れるが深い味の担担麺が印象に残っているという。それを頼もうかと問うと齢なので今は無理の由。で、このコースをオーダー。
二種前菜の盛合せ
これが最初にやって来た。ビールが進み過ぎる。
一つは干し豆腐と野菜類、フカヒレを入れた和え物。塩味が弱いのに色々な旨味成分が溶出して全体に浸み、とても美味しい。こういう繊細でほっこりする味を演出できる店というのは中華街広しと言えどもそうはない。そしてもう一つがガラス鉢でサーブされたフカヒレを湯掻いて冷製にしたもの。非常に硬めでコリっとした食感、しかも味付けが秀逸でビールが更に進む。
鶏肉のオイスターソース炒め、海老チリ
あっという間に次の二皿が出る。
白身魚の錦糸団子、スープ
次はこれらだ。
麻婆豆腐、五目炒飯
ついで、この店の看板商品である麻婆、そして〆の炒飯。
杏仁豆腐
このコースの最後、デザートが出て終わり。
お店データ
重慶飯店 横浜中華街別館
横浜市中区山下町142
電話:045-641-8386
営業:月~金:11:30~15:00、17:00~22:00
土日祝:11:30~22:00
定休:無休(但し、12月26日~31日は休業)
最寄:JR石川町5分、MM21線 元町・中華街10分
今日の一曲
前回の続きでグリモーのDG移籍第1弾から。次に入るのはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第17番ニ短調作品31-2、俗称テンペストだ。特に第3楽章が有名で単独演奏される機会も多い。この3楽章はごく短い動機が楽章全体を支配しているという点で、後の交響曲第5番にもつながる実験的な試みのひとつとされる。グリモーがなぜここにテンペストを置いたのかはいまだに謎だが、まま巧い潔い演奏だ。(続く)
(MusicArena 2006/7/19)
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