さいかち@永田町 |
まずは生ビールで乾杯
この日は年に二回開催されるある集まりがある日。この会合は風になる会といい、命名の謂れについては割愛、というか秘密・・。主旨は金融機関の情報システム/IT関係の部門長の有志が集まって情報交換をしたり互いの課題を持ち寄って連携、知恵を借りたり、といったもの。場所はだいたい決まっていて永田町の近傍。この日は全国町村会館の上階の和食の店だった。先付、八寸
全国町村会館は地方団体関係者、議員が上京した折に格安で泊まれるホテルという位置付けで公共色が強い施設で運営は帝国ホテルに委託されている。この店の厨房、店舗運営も帝国ホテルにより行われている。料理の味や雰囲気は一級でありながら公共色の強い施設であるためか値段が驚くほど安いようだ(払っていないので不明)。
向付、焼物
向付はシンプルな刺身、焼物は若鳥のもも焼き。



向付の刺身と八寸は順番が逆だが、酒宴においてはとにかく酒肴を早め早めに出すという主旨には適っていると思う。やり烏賊は身が厚いが柔らかくもっちりした食感で甘みも強い。適度に脂の乗ったカンパチは身が引き締まりふんわりした旨味が良い。本鮪の赤身は濃いべっこう色でねっとりと濃厚な味わい。どれも新鮮で量は少ないながらちゃんとした拵えだ。
大きめの若鳥のももがサーブされた。切れ目が入っていて深部までしっかりと熱が通り、味もしっかりと入っている。これは驚きの柔らかさで、どうやって調理したのかよく分からない。端がアルミホイルで巻いてあるので手で持ってそのまま齧りついても良かったのだが、箸を当てるとほろほろに崩れて来るので少しずつ身をほぐして頂くと鶏の風味が生きていて非常に美味。強肴は蒸物と揚物
普通だと野菜などを炊いた煮物の椀あたりが来るが、この日は蒸し物。


米茄子を厚めに切った上に蛤、エリンギ、ブロッコリーを乗せて蒸し上げたものだ。とろみの付いた美味しい餡がかかっている。貝特有の軽量な滋味が米茄子に沁み込んでいてほっこりと優しい食感。エリンギのこりっ、にゅわっとした独特の食感も手伝ってか、なかなか楽しめる一皿だった。出汁を引いた汁を多目に張って、蓋付きの椀物で出しても面白かったかもしれない。
この辺りから、飲みものは山崎12年のハイボール濃い目へとスイッチ。昨今はバレルが枯渇していて製品自体が出て来なくなったが、この店にはあるメンバーの常備ボトルがキープされており、有り難く頂く格好に。途中で尽きてしまい申し訳ないと思ったのだが、なんとこの店には備蓄があるそうで事なきを得た。今や山崎は貴重だ。
説明を聞きそびれてしまったのだが、白身魚のフライが強肴の最後に出た。まだじりじりと言っている揚げたてのフライは和食かと問われれば微妙だが、これはこれで酒飲みの満腹中枢を一瞬で麻痺させて更に先に進めさせてくれるだけの破壊力を内包するキラー・コンテンツ。酸味を抑えた自家製の絶品タルタルソースが熱いままのフライに載っていて香りも美味しい。〆の蕎麦
最後はご飯か蕎麦かが選べたが、やはりこれ。



刻み海苔がぱらりと振りかけられた普通のざる蕎麦。特筆すべきことはないが普通等級以上の蕎麦粉で打った二八であり、これはこれで至極ノーマルなところがまたよろしい。因みに添え付けの山葵は通常どこでも見られる練り山葵で、これがまた潔い。全体として格安とは思われない内容だった。満足したあと懇意にしている数人と赤坂見附の馴染のショットバーへ・・。お店データ
和食処 さいかち東京都千代田区永田町1-11-35 全国町村会館7F
電話:03-3581-0471
営業:11:30~14:30(LO:14:00)、
17:00~22:00(LO:21:30)
定休:土日祝、年末年始
最寄:東京メトロ各線 永田町 3番出口 1分、
東京メトロ銀座線赤坂見附 5分
今日の一曲
(MusicArena 2006/7/13)

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