精養軒@上野 |
まずは生ビール
相変わらず上野公園辺りの人混みは凄まじく、この運慶の展覧会も非常に混み合っており少々辟易した。ただ、内容的には非常に意欲的で普段は見られない国宝や重文がすぐ手の届くところに展示されていて満足した。いやいや、千年前のこういった作品が残っていること自体が驚愕だ。終わった後、お腹が空いたので駅前の精養軒の支店でランチ。
カキフライセット
入店したら窓際の二人掛けに通された。上野駅のホームからスカイツリーが一望できる景観の良い席だ。生ビールを頼むと、我々の席の背後のバーに設えられたビールサーバーで注いで速攻でサーブされてきた。一息入れつつ頼んだのが家内がカキフライセット、私は精養軒の創業当時から存続している伝統的なビーフカレーライスサラダ付きとした。
牡蠣は現在最も滋養豊富という三陸産の新鮮なものの由。ぷりぷりとしていて磯の風味が仄かに香り、そして苦みやえぐみが殆ど感じられない生食も可能な極上の牡蠣。これに粉をはたき卵黄に一潜りさせた後に軽質のパン粉を吸着させ高温のサラダ油でさっと揚げる。酸味が丸い自家製マヨネーズで作ったタルタルソースを纏わせれば、これはもう美味しいに決まっている。
ビーフカレーライス
このカレーは、サラダ、ライス、ビーフカレーがセット内容となるが、これに少しの追加料金でトッピングがチョイス可能。小型ハンバーグ、蟹コロッケ、そして海老フライが選択可能で、今回は後者を付けた。この欧風カレーはとても懐かしい。学生時代に海外オケのコンサートで足繁く通った東京文化会館の精養軒のグリルで味わったカレーと寸分たがわぬ味、香りなのだ。
上野は美術作品の展覧会の中心地的な存在だが、その昔サントリーも池袋の芸劇も、また渋谷のオーチャードもなかったころは音楽の聖地でもあった。東京文化では今でも著名どころの演奏会が開かれている。上野は横浜からは遠い存在だったが上野東京ラインが開通したために乗り換えなしの30分ちょっとで到達可能となった。また演奏を聴きに行きたいところだ。
お店データ
上野精養軒 3153店
東京都台東区上野公園1-57 UENO3153 3F
電話: 03-3832-3153
営業: 11:00~23:00
定休: 無休
最寄: JR不忍口・メトロ・京成 上野1分
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