自家製麺 SHIN(新)@反町 |
やっぱりビール
悪天候を突いて行ってきた。この嵐なので客はほぼ皆無と踏んだが甘かった。結構混んでいて限定は危ないと思ったが、何とか確保。暫し待ちカウンタ中央が空いたので着席。あらかじめ買っておいたビールの食券および揚げチキンのアレンジ版などの食券を渡す。そう、名物の揚げチキンは+50円で油淋鶏のタレがかかるという。小鉢チャーシューと供に頂くとする。揚げチキン+油淋鶏オプション
面白い選択肢が出来たもので、+50円で本格的な油淋鶏が完成する。何がびっくりかというと、これ、さっぱりサラサラしているのに本格的な油淋鶏そのもの。油淋鶏は割と強い酸味も加わって諄く、粘性もある程度あって鶏肉としてはこってりとした料理の一つなのだが、SHINのこれは軽量でフェザータッチ。これなら恐らく中華街の大概の名店には勝てる。
台湾ラーメン
誤解を避けるため少々解説するが、現地台湾を出自としたラーメンは辛くもなければ赤くもない。詳しくはこの記事に記載しているので参照頂きたい。要は現地の台湾ラーメンとは台南料理の担仔麺(たんつーめん)を意味する。しかし、韮の効いた巷間の台湾〇〇とは、台湾とは称するものの実際は愛知県発祥の台湾まぜそばを端緒とした汁麺バージョンなのである。

SHINが提示するラーメンの源流はこの市場に流通するものと原理的には大きくは違わない。そして奇を衒った奇抜な商品は全くない。要は食材たちの変な組み合わせや妙な調味料の添加など一切しない。しかしながら、食べ手に与えるこの強いインパクトはどう説明すべきなのか。手堅く熱心な研究と細心の工夫の賜物なのだ、と言っておこう。
実は前の週に訪れた際、新種メニューを考えているがスープを味見して欲しいと店主から言われてテイスティングした。その時には肉味噌などの具材はなく、純粋なスープを試した。割と酸味がきつく、そしてフローラルな出汁の香りが来るけれども、我々は味と風味ともに軽量に過ぎるのでは、との意見を述べた。
その意見が反映されたか否かは分からないが、本番の台湾ラーメンは酸味控えめでコク、旨味、切れ、そして何よりふくよかなボディー感、抱擁感に優れていた。辛味の根幹は紅蓮の辣油で、これは最高級の赤唐辛子顆粒と植物油を使って自家製造されたものと思われる。それから、旨味が深く強い肉味噌は前回の台湾まぜそばの具を踏襲したものという。
旨味と滋味、そして深い酸味、これらを総合しての評価だが、100点満点で99点と評すべきハイレベルな出来栄えであって、酸辣の分野では断然トップだ。因みにこの界隈ではこの種の酸味のあるラーメンを出す店はいくつかあるが、単に自身の好みを押し付けることなく高い極みを達成しているSHINのこの作品にこそ快哉を送る。▶ その後、週明けには台湾ラーメンを一週間延長するとの宣言があって、この日は結果論的には最終日ではなくなった、ということを補記しておく。
▶ 最後の写真は、追加できる辛味と痺れの調味料。特に、個人的には痺れを足せる花椒は魅力で、ちょっと多めに振りかけた。
▶ なお、間抜けなことに常用しているデジカメを自宅に忘れてきてしまい、今回はiPhone6の内蔵カメラ画像となる。ホワイトバランスが崩れていて、後から補正したが完全には直らなかった。
お店データ
自家製麺 SHIN(新)横浜市神奈川区反町1-3-8
電話:045-548-3973
営業:11:30~14:30
18:00~21:00(日曜は夜営業なし)
定休:月・火(祝日でも休業)
最寄:東急東横線 反町4分
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