中華蕎麦 時雨@関内 |
まずはビール
今日は風が涼しくて思ったほど気温は上がらなかったが日差しを浴びるとやはり暑い。お決まりで、まずは生ビールのボタンを押す。前回は看板メニューの中華蕎麦だったので、今回は更に評判の良いつけ麺を食べることに。なお、玄関に張り紙がしてあり、本日の厨房は2人体制のためカウンタのみの対応とする由。L字カウンタの頂点に1席空いておりそこへ通された。
ホロホロ南蛮キジつけ蕎麦しょうゆ
厨房内の丁寧な作業の様子を眺めつつ待つこと暫し、オーダー品がサーブされる。見た目にはシンプルなつけ麺だ。
ここに麺を浸して一気に啜る。このストレート細麺にはスープがしっかりとまとわりつく。オイルが粘結材として機能している証拠だ。複雑な風味が口の中に広がる。醤油が鮮やかに効いているけれども仇塩辛くなく、かつボディ感がある。そこに葱の青臭くて爽やかな風味が重畳されてきたと思うと鶏(ほろほろ鳥+比内地鶏らしい)の穏和な旨味が追いかけてくる。
なお、浸け汁椀の底には歯応えのある角切り肉、こりっとした色の黒いメンマが潜んでいる。この肉が謎でちょっと硬くて豚っぽくもあるけれども鶏といわれればそうかもしれない。あまり気にしていなかったけれども、ひょっとして商品名にあるキジ肉? いや、キジは今まで食べたことがないのでどんな味なのかは想像もつかない。今度訪店した時に訊いてみようと思う。
追補:
twitterに店主からコメントがあり、キジとは、即ち、キジ科のホロホロ鳥をスープに使っていることを意味している旨、ご教示いただいた。これで商品のネーミングの謎は解けた。即ち、ほろほろとキジは重言=重ね言葉だったのだ。そして、椀に沈む角切りの肉はしっかり目に仕上げた豚チャーシューということだろう。
麺が終わったらスープ割り
カウンタ越しにいったん浸け汁椀を戻す。そうすると奥でお椀を湯煎しながら専用の割スープを注ぎ、九条葱を足してくれる。サーブする時に出汁の種類を告げられたがうろ覚え。確か・・、鯵、鰹、いりこ、だったと思う。風味を支配するのは鰹であり、いりこ風味は仄か。中華蕎麦はフックが足りない気がしたが、これは明晰に醤油が立っており、満足の一杯だった。
お店データ
中華蕎麦 時雨
横浜市中区不老町2-10-5 三陣ビル1F
電話:045-264-4809
営業:11:00〜14:30、18:00〜21:30
(スープ売り切れ次第終了)
定休:日曜
最寄:JR関内 4分、市営BL 伊勢佐木長者町 3分
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