しらしん軒@大口 |
本格的な大分とんこつラーメン
到着は12:30頃、カウンタはほぼ満席で入り口側のテーブルは半分埋まっていた。ノーマルのラーメン、それと辛子高菜の食券を購入。高菜が有料という店は初めてだ。厨房から若い男性スタッフが出てきて食券を回収時に茹で加減を問われ、硬めと返答。たまたま空いたカウンタの右端へ案内される。水を汲んで着席しデジカメのホワイトバランスを調整していたら麺がサーブ。
有料の高菜と卓上備置の紅生姜をトッピングする。スープの粘性は強いが味自体には癖がなく、臭みも当然なくて割とフラット基調なのだが、高菜を投入することでこくと深みが一気に増す。ここに紅生姜の酸味と風味が加わることで九州系統のとんこつスープが完成する。派手さや鮮やかさはないものの質実剛健な大分とんこつである。この手の掛かった高粘度スープには価値がある。
チャーシューの出来栄えが素晴らしい
割と大判の巻きチャーシューが一枚付く。写真では分かり辛いが厚みが結構あって食べ応えがある。肉の繊維がほぼそのまま残っていて噛み締めるとにゅわっとした抵抗はあるものの、長時間煮込んであるせいか噛み切るのは容易い。豚本来の旨味が凝縮されており、なかなか美味しいチャーシューだ。小判の海苔が2枚付くがこれはお慰み程度である。もうちょっと大判だと良い。
スープと麺の絡みは無論抜群で、細いストレート麺が面白いくらいにスープをぐいぐいと持ち上げて行く。小振りの丼だがスープの量はたっぷり目。麺の量は九州とんこつとしては標準的で男性ならば替え玉が必要だろう。スープは旨味が強いので一掬いが次の一掬いを誘ってやめられなくなる。余り塩気が感じられないが相応の塩分は含まれており、飲み過ぎると後から喉が渇くだろう。
この優しい味わいの大分とんこつラーメンは長く普段付き合いできそうな気配。特に、大分で学生生活を送った二女が喜びそうな味である。久々に楽しみな店が近所に出来た。
お店データ
しらしん軒
横浜市神奈川区神之木町6-3 パークサイドオバタ1F
電話:045-435-3133
営業:11:30~14:00、17:00~22:30
定休:火曜
最寄:JR横浜線 大口3分
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