自家製麺 SHIN(新)@反町 |
相変わらずの行列で暫し待って入店、やはりビールだ
といってもこのところのSHINはなかなか敷居が高くて食べられない可能性が高い。店に着いたのは13:00過ぎで既に店内は3名の椅子待ち+2名の立ち待ち、店外にも2名の立ち待ち。厨房の様子が僅かに見えて、いっとき風邪で臥せっていたというご子息は元気に働いているようだった。何よりだ。少し待って店内の待ち椅子へ。券売機には目当ての限定メニューが残っていた。ついでにビール券も買う。
しかし、ミニ揚げチキンは売り切れのようで、押しボタンには赤い×印が点灯中。少し残念。因みにチャーシューも切れてしまっているようでチャーシュー系を売り物にしたメニューのボタンは軒並み赤い×が点灯していた。待つこと暫し、着席。それまで店主は私らに気が付いていなかった模様。確かに相当に忙しい。ビール、そして肴としてチャーシューの切り落としがサーブ。
新作メニューの魚辛担担麺
この尋常ならざる旨味はどうだろう。SHINが作る求道的でシンプルな淡麗系ラーメンが美味なのは論を待たないのであるが、実は店主の個人的嗜好である辛味系メニューもまた絶品であり、今まで数々のヒット作を生み続けてきた。汁なしのSHIN担担麺、汁麺の旨辛らーめんはレギュラーに君臨して久しいし、限定の台湾混ぜそばも絶品でこの業界の話題を一気に攫った経緯がある。
そして時折繰り出す辛い変わり種の一種が今回の魚辛担担麺というわけだ。この一杯には今までの店主のノウハウが詰まっている。まずはベースだが、これは言われなければ分からないが動物系素材は一切不使用ですべて魚介から取ったスープ。そこに上質な芝麻醤を控えめに溶かし、拘りの自家製辣油、キーアイテムとして独自焙煎したカシューナッツ、干し海老、そして特製の肉味噌が加わる。
辣油は辛さ抑え目に見えるが、強い旨味が辛味をマスクしているだけで実は結構辛い。これが魚介スープと結合し深いパースペクティブを形成する。ここにぽりっとしてにゅわっとした特異な焙煎を施したカシューナッツ、磯臭く日向臭い、にちゃにちゃした甘い干し海老、強いアクセントとなる肉味噌がいつもの硬い麺に絡み、高い完成度を生み出す。この店主、辛さを操らせたら超一流だ。
お店データ
自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8
電話:045-548-3973
営業:11:30~14:30
18:00~21:00(日曜は夜営業なし)
定休:月・火(祝日でも休業)
最寄:東急東横線 反町4分
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